千葉　シルクロードＳ、東京新聞杯とここ２週の古馬芝重賞は牝馬がＶ。京都記念も４歳牝馬２頭が有力です。

　正木　そんなことあらへんで。ステイフーリッシュは順調さの強みがあり、デキの良さも目を引く。中２週でも、坂路で先週は４ハロン５１秒６－１２秒６、今週は併せ馬で同５２秒７－１２秒６を余力残しのクビ差先着。フットワークもすごく伸びやかで、京都新聞杯勝ち、昨年２着の舞台なら楽しみが大きいわ。

　千葉　関東馬はカレンブーケドールだけ。叩き良化型の印象ですが、１週前にＷ５ハロン６４秒１の好時計をマークし、今週も同ラスト１２秒４と好反応を見せました。昨秋の休み明けに比べて順調に乗り込めているし、昨年のジャパンＣ２着馬が斤量５３キロ。勝機は十分でしょう。そちらの４歳牝馬はどうでしょう？

　正木　昨年の秋華賞馬クロノジェネシスは３カ月ぶりやけど、１月中旬からＣＷでしっかり乗り込まれとる。今週は僚馬を５～６馬身追走して、ラスト１ハロン１１秒６のシャープな伸びで併入に持ち込んだ。体もふっくらして一段とパワフルな走りに見えたし、前走のエリザベス女王杯（０秒３差５着）ぐらい走ればＶチャンスや。

　板津　共同通信杯の関東馬ではダーリントンホールを評価します。Ｗで馬なりだったけど、ラスト１２秒５の時計以上に迫力がありました。前走の葉牡丹賞（３着）は本来の状態になかったようだし、ガラリ一変がありそう。関西馬はどうですか？

　正木　マイラプソディやな。先週がＣＷの３頭併せで最先着。しっかり併せたことで、今週は坂路で気を抜くこともなく４ハロン５０秒６－１２秒９やで。年明け初戦でも動けるはず。

　板津　クイーンＣも１頭だけ。ルナシオンは直線でルメール騎手が後ろに重心を置き、少しずつギアを上げた感じ。派手さはなかったけど、いつでもはじけそうな手応えでした。



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