競馬ニュース > 記事
《ドバイシーマクラシック=A》世界の強豪が集結したハイレベルな一戦。2分26秒97の勝ち時計はメイダンの2410メートルになってからの7年で最も速く、価値は高い。中団の外をスムーズに追走したポストポンドがタイミング良くスパートして勝利をもぎとり、右前の蹄鉄(ていてつ)が発走前に外れて、そのまま出走したドゥラメンテが2馬身差の2着。しぶとく末脚を伸ばしたラストインパクトが3着で、ワンアンドオンリーは5着だった。
《天皇賞・春=B》2000メートル通過が2分3秒5。逃げてスローペースに持ち込んだキタサンブラックが、直線で2着カレンミロティックを差し返す二枚腰でGI2勝目を飾った。3着シュヴァルグラン、5着トーホウジャッカル、8着フェイムゲームなどは、先行馬有利の流れに泣かされた形だ。
《鳴尾記念=C》天皇賞・春では11着と振るわなかったサトノノブレスが、適距離に戻って好位から抜け出した。1分57秒6(良)のコースレコードだったが、開幕週で時計の速い馬場。最下位(14着)までが1秒差という大接戦でもあり、レコードという額面通りの評価は禁物か。
◇結論◇
遠征明けで状態面に一抹の不安を残すが、ドゥラメンテが中心だ。右前の落鉄で走りのバランスが取れないなか、2着を確保した前走は強いの一語。ラストインパクト、キタサンブラックが当面の相手だが、別路線組のアンビシャスにも注意が必要だ。中山記念2着→産経大阪杯Vの内容から、ドゥラメンテ&キタサンブラックと比べても遜色はない。
★宝塚記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載
![](/common/img/timeline/thumb-up.png)