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先週の日本ダービーで9番人気のダノンデサイルに◎を打ち、3連単22万9910円を的中させた大阪サンスポの穴党・悪馬クンこと上辻圭記者が登場。距離&舞台適性は高いとみて、皐月賞馬ジオグリフを本命視した。春のGⅠではヴィクトリアマイルで3連単91万6640円のホームランを放ったベテランの予想に注目!
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オレの人生にも一度ぐらいこんなことがあってもいいだろう―。 昔、どこかで聞いたフレーズだ。じっくり味わっております。
しょっぱい予想続きの『YM砲』に気合注入という趣向らしい。でも安心。塩分高めは悪馬クンだって同じ。少なくとも健康志向の薄味予想だけはやめてくれ。実際の食事もそう。多少は不健康な味付けのほうがウマい。
日本ダービーのダノンデサイル。京成杯を好時計勝ちなど上位戦線を張ってきたのに、「皐月賞競走除外」のレッテルだけで評価ガタ落ち。好配の要因はこれに尽きるでしょ。決めつけはアカンな。
一昨年の皐月賞馬ジオグリフ。「小回り&タフ」な中山を制し、ここのマイル&東京は不向きなレッテルを貼られた印象だ。評価もガタ落ちのまま。
ただ今年は2戦3、5着。前走のGI大阪杯は勝ち馬と0秒3差と復調気配を示した。香港の強力馬も参戦。完全復活のアピールへ絶好機でもある。
芝マイルは2歳時の朝日杯FSのみで❻枠から外だと最先着の5着(自身は❼枠⑬番)。勝ったドウデュース(日本ダービー、有馬記念)と0秒5差5着で、ここに出走するセリフォス、ダノンスコーピオンと、のちのGI馬と小差勝負だった。一戦のみも濃く興味深い内容といえる。
東京もそう。4戦して最短距離は1800メートルの2戦。2歳新馬戦でのちの菊花賞馬アスクビクターモアを完封でV。もう一戦は今年も皐月賞馬ジャスティンミラノを出すなど出世レースとして名高い共同通信杯で、勝ち馬と0秒2差2着だ。
よ~く見れば神秘性すら感じる舞台適性。雨でタフな馬場ならチャンスが広がるかも。とにかく、決めつけはアカンぞ。ホンマに。
◆悪馬(アクマ)という男◆ 本名・上辻圭。大阪サンスポで中央競馬の予想を始め30年超。齢アラカン。長らく「漂えど沈まず」だった馬券生活が今春は一変し、戸惑うばかりの小心者。昨春から『大阪サンスポちゃんねる』で、競輪大好きの桂輪太郎クンと三流トークを大好評配信中(毎週金曜夜に配信予定)。