しの　今週はマイル王決定戦。１番人気の受難はいまだ続いていますが、ここもどうなることやら。

大王　シュネルマイスターは３歳で挑戦した昨年、ダノンキングリーと０秒１差の３着。秋のマイルＣＳでも女傑グランアレグリアと¾馬身差の２着なら、現役最強マイラーと言っても過言ではない。

東京サンスポ・漆山　「この１週間で気持ちも体もダイエットに成功した」と手塚調教師。ただ、本当にいいころと比べると物足りなさがあるのも事実。今回は地力でどこまでといった感じがします。

しの　さらに困ったことに１番人気にもなりそうです…。


大王　ソングラインは昨年のＮＨＫマイルＣでシュネルマイスターとハナ差の２着。富士Ｓ、サウジアラビア・１３５１ターフスプリントＶと充実一途をたどっている。ヴィクトリアマイルは５着だったが、つまずくアクシデントが響いてのもの。スムーズなら巻き返しは必至だ。

漆山　池添騎手も「あれは自分の油断。最後によく詰め寄ってくれました。林厩舎に恩返ししたいです」と巻き返しに燃えています。

大王　１勝クラスから４連勝で重賞を制したイルーシヴパンサーは、東京マイル【４１００】とめっぽう得意。

漆山　「前走は丸っこくて太いと思ったけど、あっさり勝ってビックリ。パワーアップしたのかも」と田辺騎手。ただ、さすがに４カ月ぶりでのＧⅠ挑戦は甘くない気がしますが…。

大王　セリフォスは４カ月ぶりのＮＨＫマイルＣで０秒３差の４着。休み明けを叩いた上積みはあるし、初の古馬相手とはいえ５４キロで出走できるのは大きい。

水谷　「ストライドが大きく、一気にトップへといいギアの入り方をする。東京マイルでそういうところをうまく引き出して強い競馬ができれば」と藤岡佑騎手。

しの　私が気になるのはダノンザキッド。中山での敗戦は精神的なものがあるようで度外視できますし、骨折明けの２２キロ増を叩かれた昨年のマイルＣＳが３着。２着シュネルマイスターとの差は展開のアヤだったようで、それならチャンスはあるはず。

大王　ソウルラッシュは４連勝でマイラーズＣをＶ。初めて背負う５８キロがカギになるが、勢いは軽視できない。


水谷　浜中騎手も「初の重賞挑戦だった前走が豪快な競馬で強い内容。ウイークポイントが少なく、ＧⅠでも楽しみのほうが大きい」とヤル気やったで。

大王　ロータスランドは初の６ハロン戦だった高松宮記念でクビ差の２着。４勝をあげるマイルへ２ハロン延長するのは好材料だろう。

水谷　エアロロノアは「能力はここでもヒケを取らない。六甲Ｓのように、外へ出して末脚を生かす競馬ができれば」と笹田調教師。東京替わりはプラスだし、まったく人気のない今回は絶好の狙い目やな。

しの　今週はかなりの混戦ムード。買いたいけど印を回せない馬がたくさんいます。

水谷　来週からは北海道シリーズ。そろそろビシッと当てて気分一新といきたいところやな。

しの　その言葉は何回も聞いてる気がします…。とりあえず今週から新馬戦が始まります。来年のダービーに向けて気持ちを切り替えましょう♪（夕刊フジ）

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