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〈美浦トレセン〉
秋華賞を制したアカイトリノムスメは、引き続き好気配を保っている。「前走後は1週間ほど楽をさせたが、その後は思惑通り。とにかく順調」と切り出した国枝調教師は、「春より落ち着きが出て、馬体に一段と張りが出た。輸送は問題ないし、恐らくプラス体重での出走になる。距離が延びるのはプラス材料。年長馬相手でも楽しみ」と続け、期待感をにじませた。
産経賞オールカマーを勝ったウインマリリンは、中間に右肘に腫れが出ており、治療を行いながら調整が進められている。3日の1週前追い切りではWコースの併せで遅れたが、7日の坂路での調教はスムーズで、「少しずつだが良化傾向にある。最終追い切りでどこまで…」と平塚助手。レースには支障ないとするが、10日の追い切りが注目される。
クイーンS勝ち馬テルツェットは3カ月半ぶりの実戦となるが、調整に抜かりはなく、「一戦挟むか思案したが、結局ここ一本に。体調に問題はなく、力を出せる状態にある。距離は何とも言えないが、折り合えるし、成長もうかがえる」と和田郎調教師も自信の口ぶり。BCフィリー&メアターフを制した叔母のラヴズオンリーユーに続きたいところだ。
〈栗東トレセン〉
レイパパレが4月の大阪杯以来となるGI勝ちを狙う。前走の産経賞オールカマーは4着だったが、今回は休み明け2走目で実績を残すコース。しかも牝馬限定戦だけに期待が持てる。「コンディションはとてもいいです。良すぎるくらいです。ディープ産駒ですが、しまいは切れないタイプですので(内回りコースの馬場は)悪くないかもしれません」と高野調教師は語った。
クラヴェルはマーメイドS2着、中京記念と新潟記念で連続3着。重賞で、あと一歩のレースが続いている。安田翔調教師は「休み明けになりますが、調整は順調ですよ。今回もこの馬のリズムで運ばせて、直線で脚を使わせる競馬を」と説明した。
ステラリアは休み明けの秋華賞6着から前進を見込む。「1回使って、体の張りが良くなりました。1ハロン延長はいいと思いますよ。折り合い重視のレースで」と斉藤崇調教師は答えた。
アカイイトは久々の府中牝馬Sで7着。出遅れが影響した。「スタートを決めて流れに乗るレースがしたいですね。最後の脚はあるので。具合はいいですよ」と柴田助手。
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