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スピードとパワーだけでなく、東京の長い直線を乗り切るスタミナと底力も要求される。
2003年のフェブラリーS優勝馬ゴールドアリュールの産駒は過去5年で2勝、2着2回と活躍。今年はコパノリッキーがレース史上初の連覇を狙う。母の父ティンバーカントリーは04年の同レースなどダートGI6勝を挙げたアドマイヤドンを出した。母系に成長力豊かなトニービンが入っており、5歳になっても高い能力を発揮する。
同産駒レッドアルヴィスは半兄にNHKマイルC馬カレンブラックヒル(父ダイワメジャー)。こちらは父の砂適性がダイレクトに出ている。ユニコーンSを勝っており、兄同様マイラーとしての資質は高い。
ゴールドアリュールと双璧をなすキングカメハメハはパワーに優れる芝・ダート兼用型。キョウワダッフィーは7歳でGI初出走だが、同じく母の父が大種牡馬ブライアンズタイムのエスポワールシチーは高齢まで活躍しただけに十分狙える。
同産駒サトノタイガーは半兄にGIシンガポール航空国際C制覇などタフに走り続けたシャドウゲイト(父ホワイトマズル)。こちらも軽視できない。
ベストウォーリアの父マジェスティックウォリアーはエーピーインディの直子。エーピーインディ系はテスタマッタが12年1着、10年2着。カジノドライヴが09年2着とレース適性が高い。
ワイドバッハの父アジュディケーティングは地方競馬で活躍馬を多く出し、産駒アジュディミツオーは東京大賞典連覇などGI5勝。半弟メイショウイチオシ(父メイショウボーラー)もダートのオープンで活躍しており、母系も悪くない。
サンビスタは春の天皇賞を勝ったスズカマンボの産駒で晩成型。母ホワイトカーニバル、祖母イエローブルームともに重賞活躍馬で母系の質も高く、牡馬が相手でも注目できる。 (血統取材班)
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