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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はサウジアラビアロイヤルカップ2021・血統予想をお届けします!
歴代の勝ち馬では14年クラリティスカイ、17年ダノンプレミアム、18年グランアレグリア、19年サリオスの4頭がのちに世代限定マイルG1を制する躍進を遂げており、昨年の勝ち馬ステラヴェローチェにおいても皐月賞・3着、東京優駿(日本ダービー)・3着とクラシック戦線で上位争いを繰り広げていた。
そういった意味でも、素質馬が能力の違いを見せつけてしまう2歳重賞であり、一概に血統傾向を当てはめることは難しいが、直近4年で父または母の父にディープインパクトの血を引く馬が3勝していることはポイントと言えるだろう。
コマンドラインは、父ディープインパクト×母コンドコマンド(母の父Tiz Wonderful)。過去に2勝を挙げているディープインパクトの直仔で、本馬の全兄アルジャンナは19年東京スポーツ杯2歳S・2着など重賞戦線で活躍。母系にSeattle Slewの血を3本引いているせいかエンジンのかかりは少し遅く、一方でスピードに乗ってからのストライドの持続力には目を見張るものがある。母系にSeattle Slewの血を引くことから18年グランアレグリアを想起させるところがあり、本馬においても本格化はもう少し先かもしれない。
ステルナティーアは、父ロードカナロア×母ラルケット(母の父ファルブラヴ)。ステルヴィオの全妹、ヒシゲッコウの半妹にあたる血統で、本馬と同様にキングカメハメハ系種牡馬を配された兄姉4頭はいずれもJRAで2勝以上を挙げている。全兄ステルヴィオは3歳にして18年マイルチャンピオンシップを制した実績馬で、レコード決着となった17年サウジアラビアロイヤルカップでも2着と好走。本馬はデビュー戦で上がり3F32秒7という極上の瞬発力を披露しており、あの末脚は東京コースでも武器となりそうだ。
【血統予想からの注目馬】
⑥コマンドライン ③ステルナティーア