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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はマイラーズC2021調教予想(最終版)をお届けします!
日曜日に行われるマイラーズCの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ベステンダンク【C】
栗東坂路単走。頭の位置が高く、前後のバランスも今ひとつ。追うと左にヨレるところも相変わらず。こんな様子でも結果を出す馬ではあるが、調教観点的に評価は上げづらい。
②エアスピネル【B】
栗東坂路併走。若い頃に比べて四肢の可動域が狭く映るものの、身のこなしに硬さはなく、全体的に見ればリズム良く動けている印象。順調とみてよさそうだ。
③パンサラッサ【C】
栗東坂路単走。それなりのタイムを刻んだが、良くも悪くもこの程度の走りは常に見せる馬。上積みを感じるまでには至らない。上位進出には馬場や展開など何らかの恩恵がほしいところだ。
④カイザーミノル【C】
栗東坂路併走。セーブ気味の調整だが、脚運びは軽く制御もそれなりに利いている。ただ、前回から良い意味で変わった面はうかがえず、前進を見込めるかどうかについては疑問。積極的には手が出ない。
⑤ケイデンスコール【B】
栗東坂路単走。少し前肢の出が硬く映るが、ラスト2ハロンのラップは優に合格点レベル。許容範囲の部類と考えるべきか。脚どり自体は力強く、鞍上の指示に対する反応も悪くない。いい意味での平行線だろう。
⑥アルジャンナ【B】
栗東坂路単走。最後まで姿勢の低いフォームを保ち、確かな脚どりで登坂した。やや体を持て余し気味ではあるが、長欠明けを1回使った効果はそれなりにありそう。及第点の仕上がりと判断したい。
⑦ボンセルヴィーソ【B】
栗東坂路単走。進路がブレ気味の安定しない走りではあるが、それはいつものこと。集中を切らさずしぶとく粘っており、自身の長所は出せている印象。抜群とは言えないまでも、雰囲気は決して悪くない。
⑧ダイワキャグニー【B】
美浦坂路単走。やや右に張る仕草を出したが、集中を切らすことなく加速ラップをマークした。ハミ受けが浅く映る点は気になるも、脚元の動きは滑らかで、鞍上の合図に対する反応も悪くない。侮れない存在だ。
⑨ルフトシュトローム【B】
美浦南W単走。行きたがる面を見せるも何とか我慢。しまいにかけての伸び脚は見どころがあった。体調自体は悪くなさそうなので、あとは実戦で気分を損ねず走れるか否か。それが最大の焦点となる。
⑩エアロロノア【A】
栗東坂路併走。しまい重点の内容ながらも、鞍上が軽く促すとスムーズに加速。僚馬をあっさりと突き放した。道中のテンポ良い走りと、スピードに乗ってからの伸びやかなストライドは目を引くものがある。好ムード。
⑪ブラックムーン【C】
栗東P単走。走りやすいトラックで速い時計を出してきたが、もとより稽古は動く馬。額面通りには受け取れない。重賞で上位争いできるほどの状態に戻っているとは言い難く、様子見が正解ではないか。
⑫ラセット【B】
栗東坂路単走。テンから意欲的に攻めて、4ハロン51秒台をマーク。ラストのラップは少し落としたものの、普段はしまい重点の調整が多い馬。しっかり負荷をかけた稽古を施せたことは好感が持てる。力を出せる態勢とみたい。
⑬ワールドウインズ【C】
栗東CW併走。道中はスムーズな行きっぷりを示し、最後までリズムを保ってゴール。その反面、威圧感はなく競る気配も乏しく映る。それなりの走りは見せるかもしれないが、大望まではどうか。
⑭ザイツィンガー【B】
栗東坂路単走。中盤から一定のリズムを保ち、持続的に脚を伸ばしていた点は評価できる。この馬としては口向きも安定しており、状態は良さそう。テンションを維持できれば、面白い存在になるかもしれない。
⑮フォックスクリーク【C】
栗東坂路併走。僚馬と並んでいる際の動きに余裕がなく、鞍上の仕掛けに対する反応も薄い。現状は自分のリズムで走れないと厳しそう。すんなり運べれば、という条件付きの狙いとなる。
⑯ギベオン【B】
栗東CW単走。バランス良く動けている一方で、やや迫力不足の印象。とはいえ、前回の最終追いも似たような雰囲気だったし、その時より時計も詰めている。警戒を怠れない1頭といえよう。
【調教予想からの注目馬】
唯一のA判定、⑩エアロロノアがトップ評価となる。鋭い反応と弾むようなフットワークが印象的。実績上位馬との力関係はさておき、自身のデキについては申し分がない。
<注目馬>
⑩エアロロノア
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