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クラシックと関連が深いレース。緩い流れからの決め手勝負になりやすく、サンデーサイレンス系が圧倒的に強い。
ディープインパクトの子は初年度産駒が走った一昨年から連勝中で、昨年は1~3着を独占。適性は抜群だ。なかでも最上位はラストインパクト。祖母が名牝パシフィカスで、伯父に菊花賞馬ビワハヤヒデ、3冠馬ナリタブライアンがおり、クラシック向き。重賞初挑戦でも力を発揮できる。
同じディープ産駒のリグヴェーダは、半兄がダートGI4勝で種牡馬としても活躍中のゴールドアリュール。母系からはほかにもコンスタントに活躍馬が出ている。底力は十分で、1戦1勝でも即通用して不思議はない。
インパラトールの祖母マジックナイトは仏GIヴェルメイユ賞(芝2400メートル)の優勝馬で、凱旋門賞とジャパンCでも2着。繁殖牝馬としても毎日王冠など重賞4勝のマグナーテンを出した。スタミナと成長力豊富で、将来性は高い。
タマモベストプレイはクラシック適性でやや劣るが、京都で重賞2勝のタマモホットプレイを筆頭に全兄&全姉4頭はいずれもオープン馬。兄たちを見ても1400メートル前後がベストだろうが、得意の京都ならこの時期の1800メートルはこなせる。
バッドボーイはマンハッタンカフェ×ミスワキで、スピードの持続力に優れるタイプ。リズム良く走れればしぶとく、淀みない流れなら、より持ち味が生きる。
アドマイヤムーン産駒のアドマイヤドバイは母の父がSS。叔父に日経新春杯など重賞3勝のアドマイヤフジ、近親にフサイチコンコルドなど一流馬が多数いる。同じ京都でも内回りから外回りに替わるのはプラスだ。 (血統取材班)