武豊騎手（４４歳）＝栗東・フリー＝が、１７日にトルコのイスタンブール・ヴェリエフェンディ競馬場で開催される「トルコジョッキークラブ国際騎手招待競走」に参加することになった。４レース行われ、外国人騎手５人と地元トルコを代表するジョッキー５人が個人戦、チーム戦で総獲得ポイントを競う。これに伴い、武豊騎手からＪＲＡへ１６日から１９日までの海外渡航届が提出された。

　武豊騎手が参加する世界選抜チームの陣容は以下の通り。

　ランフランコ“フランキー”デットーリ（Ｌａｎｆｒａｎｃｏ　“Ｆｒａｎｋｉｅ”　Ｄｅｔｔｏｒｉ、４２歳、イタリア出身）　世界各国でＧＩレースを１８０回以上勝っており、ＪＲＡでもＧＩを４勝。ＪＲＡ史上唯一の土日ＧＩレース制覇（２００２年ジャパンカップダート＝イーグルカフェ＆ジャパンカップ＝ファルブラヴ）の記録を保持。今年５月３１日に、薬物使用による６カ月間の騎乗停止処分が明けて騎乗を再開。６月３０日にカタールの首長の弟であるカタールのジョアン殿下と主戦契約を結んだ。

　ハビエル・カステリャーノ（Ｊａｖｉｅｒ　ＣＡＳＴＥＬＬＡＮＯ、３５歳、ヴェネズエラ出身）　北米を中心に騎乗し、ゴーストザッパーやバーナディニとのコンビなどでＧＩ勝ち多数。日本では２０１０年のエリザベス女王杯にアーヴェイとのコンビで来日（結果は１６着）。その直前のＢＣマラソンで暴力行為があり、騎乗停止＆罰金の処分を受けたが、裁判所に不服を申し立てを行い、処分保留になり来日が可能になったというエピソードで有名になった。

　ステファン・パスキエ（Ｓｔｅｐｈａｎｅ　Ｐａｓｑｕｉｅｒ、３５歳、フランス出身）　２００６年にレイルリンクとのコンビで凱旋門賞を制覇。２００７年に初のフランス・リーディング。２００４年、２００５年、２００７年にワールドスーパージョッキーズシリーズで来日（１２戦１勝）。

　ピエール・ヨハン・ストライダム（Ｐｉｅｒｅ　Ｊｏｈａｎ　ＳＴＲＹＤＯＭ、４７歳、南アフリカ出身）　南アフリカで活躍。勝ち鞍は４７００勝を超え、あだ名は『ストライカー』。１９９０年～１９９８年の間に５回、リーディングを獲得。２０１０年には香港スプリントに参戦し、ジェイジェイザジェットプレーンとのコンビで優勝。

　なお地元トルコからはＨ．カラタシュ、Ｓ．カヤ、Ａ．チェリク、Ｇ．コジャカヤ、Ｏ．ユルドゥルムの５名が決定した。

この記事はいかがでしたか？

 (0)