★サトノダイヤモンド　★４．５　上積み大きく距離延長歓迎

　３戦不敗で臨んだ皐月賞は３着。最後のひと伸びを欠いたが、ダービーにピークとなるローテを組んだ影響もあった。力負けでないことは確かだ。当然、状態面の上積みは大きく、距離が２４００メートルに延びるのもプラス。広くて直線の長い東京コースは、持ち味をフルに発揮できる舞台だ。

★スマートオーディン　★３．５　世代トップクラスの切れ味

　重賞３勝の実力馬で、スムーズに走れた時の切れ味は世代でもトップクラスだ。京都新聞杯で２２００メートルを克服できたのは収穫だが、距離延長はプラスとはいえず、折り合いの不安が解消されたわけではない。馬の後ろにつけてレースを運べるかどうか。展開や枠順に左右される可能性がある。

★ディーマジェスティ　★４．５　大物配合で舞台適性も高い

　皐月賞をレースレコードで快勝。展開が味方したにせよ、直線の伸び脚は圧巻だった。ディープ×ＢＴという大物配合で底力は十分。距離延長は問題なく、共同通信杯を勝っているように東京コースの適性も高い。良馬場向きなのは確かだが、しぶった馬場でも我慢はできそうだ。

★ブレイブスマッシュ　★２．５　実績はマイル以下に集中…

　昨秋の重賞サウジアラビアＲＣの勝ち馬だが、好成績はマイル以下に集中。東京コースは合うが、２０００メートルのホープフルＳと京成杯は見せ場なく敗れており、スタミナも要求される２４００メートルのＧＩでは厳しい戦いが予想される。直線勝負に徹して、どこまで差を詰めてこられるかだろう。

★プロディガルサン　★３　潜在能力一級品も完成途上

　ドバイターフを勝ったリアルスティールの全弟。潜在能力は一級品だが、皐月賞を使えなかったようにまだ良化途上で完成度も低い。青葉賞（４着）の内容も物足りなかっただけに、大きな上積みは期待しにくい。現状は高速決着よりも少し時計のかかるレースのほうがよさそうだ。

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