競馬ニュース > 記事
過去10年の連対馬20頭中、13頭の父はサンデーサイレンス系。今年の登録馬も27頭中、17頭がこのサイアーラインだ。
ビッシュの父は、すぐれた瞬発力を伝えるSS系の最良種牡馬であるリーディングサイアーのディープインパクト。このレースとも相性がよく、2013年には産駒がワンツーフィニッシュ(1着デニムアンドルビー、2着エバーブロッサム)を決めている。母バランセラは欧米で走り、1800メートルと2000メートルのGIで2着が3回ある一流馬だった。直線の長い東京の芝2000メートルはベスト。舞台適性の高さは一番だろう。
ドバイワールドCなどを勝ったヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)は、初年度産駒から桜花賞馬ジュエラーを送り出した。ミモザ賞を圧勝したパールコードも今後が楽しみな素質馬だ。GI阪神JF2着の半姉シークレットコード(父フサイチペガサス)よりも幅広く距離をこなせるタイプで、大きな可能性を秘めている。
フロンテアクイーンの父メイショウサムソンはノーザンダンサー系だが、産駒は過去3年、この舞台で34戦5勝(勝率14・7%)という好成績。舞台適性は高い。母の父がサンデーサイレンスなので、瞬発力の勝負になっても十分に対応できる。
チェッキーノも争覇圏内だ。キングカメハメハ産駒はフローラSを勝っていないが、メイショウサムソン同様に舞台適性は高く、過去3年で86戦11勝2着14回。勝率12・8%で、連対率は29・1%となっている。シンコウラブリイ(マイルCS)など、重賞ウイナーが続出している母系も質が高い。
抽選対象の1勝馬ではアウェイク、アグネスフェアリー、アグレアーブル、コルコバードに注目。重賞でもヒケをとらない能力を秘めている。 (血統取材班)
★サンスポ賞フローラSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら