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ウンブライルは、2018年のマイルCSを3歳にして制したステルヴィオを全兄に持つ良血馬。全姉のステルナティーアは21年のサウジアラビアロイヤルCで2着に好走しており、父ロードカナロア×母ラルケットの配合は、早期からマイルで活躍できるポテンシャルを秘める。
今回と同舞台で行われたクイーンCは6着も、勝ち馬と0秒3差と着順ほど負けておらず、同レースの1着ハーパーは桜花賞で4着、2着ドゥアイズも同5着と世代上位の実力馬に肉薄。牡馬相手でも見劣らない。
カルロヴェローチェの祖母シーイズトウショウは、芝1200メートルで重賞5勝を挙げたが、3歳時は桜花賞2着など、芝1400~1600メートルでも好走した。父シルバーステートは、芝1400~1600メートルで重賞勝ち馬を出しており、今回の舞台設定でも十分に力は出せる。
オオバンブルマイは伯母にスプリント重賞2勝ブランボヌール、叔父に同3勝のビアンフェを持ち、一族には芝短距離での活躍馬が多数いる。マイルを不安視する声もあったが、前走で克服してみせた。スピードの絶対値が問われるレースになれば、血統的には分がありそうだ。
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