〈栗東トレセン〉

ＧⅠ４勝目を狙う白毛のソダシは、坂路で４ハロン６１秒１─１３秒９をマーク。落ち着きを払いながらも活気ある動きで、１６日の最終追い切りに備えた。今浪厩務員は「すごく元気だし、反応がいいね。競馬を使ってから一段と良くなっている。馬がしっかりしてきた」と目を細める。秋初戦は２着だったが、「斤量（５５キロ）も軽くなるし、男馬相手にどんな競馬をしてくれるかだね」と期待を口にした。

ダノンスコーピオンは年長馬と初対戦だった富士Ｓで０秒１差の３着。安田隆調教師は「前走はマークされる形になりながらも、よく頑張ってくれました。休み明けを１回使ってガス抜きもできたので、今回はさらにいい状態でいけると思います」と上昇ムードを伝えた。

僚馬ダノンザキッドはコースレコード決着となった毎日王冠で３着。安田隆調教師は「（ゲートに突進した）アクシデントがあった中で、よく頑張ってくれたと思います。前走後もいい状態をキープしています」と話した。


ファルコニアは京成杯ＡＨで重賞初制覇。今回は【３・２・２・１】と得意の阪神コースで一発を狙う。「状態はすごくいいです。よりフレッシュ感もあって、高いレベルで安定しています。阪神で行われるマイルＣＳを使ってみたかった。できれば良馬場でやりたいです」と高野調教師。

ロータスランドは今春に重馬場の高松宮記念で２着に食い込み、ＧⅠでも通用する能力を示した。辻野調教師は「１週前に負荷をかけて、皮膚感が薄くなって気持ちも入ってきました。日曜に雨予報が出ていますし、少しでも降ってカチカチの馬場にならなければ」と得意の道悪を希望する。

前走のスワンＳは１０着に敗れたホウオウアマゾンだが、馬体増が示す通り休み明けでやや余裕残しのつくりだった。池田厩務員は「先週に猛時計を出して、ピリッとしてきた。前走と明らかに変わって、やれるムードになってきた」と急上昇ぶりを伝えた。

〈美浦トレセン〉

昨年の２着馬シュネルマイスターは坂路で調整。昨年は毎日王冠１着からの参戦だったが、今年はスプリンターズＳ（９着）を選択した。「順調です。１２００メートルを使っていつも以上に気持ちも入っているので、ちょうどいいと思います。前走は詰まったりして走り切っていないですし、今年のほうが臨戦過程はいいですね」と名畑助手。

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