《栗東》ＧⅠ３勝で府中牝馬Ｓ２着ソダシ（須貝、牝４）は、ＣＷコースの併せ馬で６ハロン７９秒５の自己ベストをマーク。ラスト１ハロンも１１秒３と伸びて、ルビーカサブランカ（ＯＰ）に半馬身先着した。須貝調教師は「しっかりやっておきたかった。これだけ動ければ十分じゃないかな。（状態も）上向いているよ。ワンターンのマイルは合っている。メンバーがそろったけど、いい勝負をしてくれると思う」と納得の表情だ。

毎日王冠３着ダノンザキッド（安田隆、牡４）は、新馬戦勝ち以来のコンビになる北村友騎手を背にＣＷコースで単走。馬なりでラスト１ハロン１１秒３（６ハロン８０秒８）を軽快に計時した。２週続けてまたがった鞍上は「先週の調教はリラックスすることがメインでしたが、今回は少し体を使わせたかったので、動かしました。全体的に良くなっています」と好感触を伝えた。

京成杯ＡＨ１着ファルコニア（高野、牡５）は、坂路単走で４ハロン５２秒２─１２秒４。ゴール前で仕掛けられると上々の反応を見せた。高野調教師は「力強くて、いい意味でフットワークの踏み込みが大きい走りでした。今までも状態は良かったですが、今回はさらにいいですね」と目を細めた。

富士Ｓ５着エアロロノア（笹田、牡５）は坂路で併せ馬。やや一杯で４ハロン５１秒６─１２秒２を計時した。笹田調教師は「前回を使った上積みが感じられる動きだった。勝つときは外を回って伸びてきてくれるからね。しまいの脚は堅実なので」とうなずいた。


スワンＳ６着ロータスランド（辻野、牝５）は、ＣＷコースの３頭併せで６ハロン８２秒６─１１秒４で最先着した。辻野調教師は「前に２頭を見ながら、外を回してしっかり負荷をかけました。レースを使って、いくらか皮膚の薄さも出てきました」と期待を寄せる。

毎日王冠２着ジャスティンカフェ（安田翔、牡４）は、坂路で４ハロン５５秒５─１２秒６。安田翔調教師は「金曜の追い切りに向けての準備で、めりはりをつけたい」と語った。

《美浦》昨年の２着馬シュネルマイスター（手塚、牡４）は、Ｗコースで嶋田騎手（レースはルメール騎手）を背に、終始外を回りながら馬なりで７ハロン９６秒３─１１秒７。「初めて長めからやってみた。単走でしっかりやって、見た目はそんなに速くなかったが、時計的には十分。前走より雰囲気はいい」と手塚調教師。

サマーマイル王者のウインカーネリアン（鹿戸、牡５）は、三浦騎手を背にＷコース２頭併せで６ハロン８６秒０－１２秒０。「１週前なので１コーナーからやって予定通り。使うごとに力をつけているし、楽しみはある」と鹿戸調教師。

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