1995年まで牝馬三冠の最終戦として行われていたエリザベス女王杯が、1996年から古馬に開放されたことにともない、それに代わる新たな4歳（現在の3歳）牝馬限定G1として創設された。第1回（1996年）から外国産馬および地方競馬所属馬が出走可能な混合競走・指定交流競走として施行。桜花賞、優駿牝馬（オークス）が外国産馬に開放されるまで、外国産馬にとっては牝馬三冠のなかで唯一挑戦できるレースだった。ここで上位入線を果たした馬たちは、牝馬の一線級としてエリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、有馬記念などで古馬や同世代牡馬の強敵に挑むことになる。

1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。

回数	開催日	優勝馬
第28回	2023年10月15日 京都 芝2000m	リバティアイランド 栗 牝3　川田将雅 中内田充
第27回	2022年10月16日 阪神 芝2000m	スタニングローズ 栗 牝3　坂井瑠星 高野友和
第26回	2021年10月17日 阪神 芝2000m	アカイトリノムスメ 美 牝3　戸崎圭太 国枝栄
第25回	2020年10月18日 京都 芝2000m	デアリングタクト 栗 牝3　松山弘平 杉山晴紀
第24回	2019年10月13日 京都 芝2000m	クロノジェネシス 栗 牝3　北村友一 斉藤崇史
第23回	2018年10月14日 京都 芝2000m	アーモンドアイ 美 牝3　Ｃ．ルメール 国枝栄
第22回	2017年10月15日 京都 芝2000m	ディアドラ 栗 牝3　Ｃ．ルメール 橋田満
第21回	2016年10月16日 京都 芝2000m	ヴィブロス 栗 牝3　福永祐一 友道康夫
第20回	2015年10月18日 京都 芝2000m	ミッキークイーン 栗 牝3　浜中俊 池江泰寿
第19回	2014年10月19日 京都 芝2000m	ショウナンパンドラ 栗 牝3　浜中俊 高野友和
第18回	2013年10月13日 京都 芝2000m	メイショウマンボ 栗 牝3　武幸四郎 飯田明弘
第17回	2012年10月14日 京都 芝2000m	ジェンティルドンナ 栗 牝3　岩田康誠 石坂正
第16回	2011年10月16日 京都 芝2000m	アヴェンチュラ 栗 牝3　岩田康誠 角居勝彦
第15回	2010年10月17日 京都 芝2000m	アパパネ 美 牝3　蛯名正義 国枝栄
第14回	2009年10月18日 京都 芝2000m	レッドディザイア 栗 牝3　四位洋文 松永幹夫
第13回	2008年10月19日 京都 芝2000m	ブラックエンブレム 美 牝3　岩田康誠 小島茂之
第12回	2007年10月14日 京都 芝2000m	ダイワスカーレット 栗 牝3　安藤勝己 松田国英
第11回	2006年10月15日 京都 芝2000m	カワカミプリンセス 栗 牝3　本田優 西浦勝一
第10回	2005年10月16日 京都 芝2000m	エアメサイア 栗 牝3　武豊 伊藤雄二
第9回	2004年10月17日 京都 芝2000m	スイープトウショウ 栗 牝3　池添謙一 鶴留明雄
第8回	2003年10月19日 京都 芝2000m	スティルインラブ 栗 牝3　幸英明 松元省一
第7回	2002年10月13日 京都 芝2000m	ファインモーション 栗 牝3　武豊 伊藤雄二
第6回	2001年10月14日 京都 芝2000m	テイエムオーシャン 栗 牝3　本田優 西浦勝一
第5回	2000年10月15日 京都 芝2000m	ティコティコタック 栗 牝3　武幸四郎 松田正弘
第4回	1999年10月24日 京都 芝2000m	ブゼンキャンドル 栗 牝3　安田康彦 松田博資
第3回	1998年10月25日 京都 芝2000m	ファレノプシス 栗 牝3　武豊 浜田光正
第2回	1997年10月19日 京都 芝2000m	メジロドーベル 美 牝3　吉田豊 大久保洋
第1回	1996年10月20日 京都 芝2000m	ファビラスラフイン 栗 牝3　松永幹夫 長浜博之

第1回（1996年）は10月20日に施行。以降、施行時期が大幅に変更されることはなく、現在も10月中旬～下旬に開催されている。

施行場所：京都芝2000m（右・内回り）
出走資格：3歳牝馬
１着賞金：1億1000万円
負担重量：馬齢重量

競走名となっている「秋華」は、中国の詩人である杜甫や張衡が「あきのはな」として詩の中で用いた言葉。「秋」は「大きな実り」、「華」は「名誉・盛り・容姿が美しい」の意。