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暮れの中京競馬が開幕し、日曜メインに下半期のダート王決定戦、チャンピオンズC(12月3日、GI、ダ1800メートル)が行われる。歴戦の強豪に新興勢力が加わって、熱いレースが期待される。
レモンポップ(美浦・田中博康厩舎、牡5歳)はマイルチャンピオンシップ南部杯を12馬身差で圧勝。2走前のドバイゴールデンシャヒーンでは初めての海外遠征ということもあり、10着と辛酸をなめたが、鮮やかに巻き返した。これまでマイルまでしか走ったことがなく、距離延長と初のコーナー4つへの対応が鍵になるが、最上位の評価は変わらない。
セラフィックコール(栗東・寺島良厩舎、牡3歳)はみやこSを完勝。後方追走から桁違いの末脚で3馬身差をつけ、デビューから土つかずの5連勝となった。前走もそうだったように出遅れ癖があり、相手も一気に強くなるが、十分に通用するだけのポテンシャルを感じさせる。
メイショウハリオ(栗東・岡田稲男厩舎、牡6歳)は1番人気のJBCクラシックで4着。4カ月の休み明けで直線の伸びがもうひとつに思えたが、昨年、今年と連覇した帝王賞に、今年のかしわ記念も加えてJpnⅠ3勝。叩き2走目の上積みもあるはずだ。
ハギノアレグリアス(栗東・四位洋文厩舎、牡6歳)は中団から鋭く伸びてシリウスSを快勝した。直線で確実に伸びるレースぶりには安定感がある。中京は3戦2勝、2着1回と好相性だ。
クラウンプライド(栗東・新谷功一厩舎、牡4歳)は昨年2着で、今年はサウジC、ドバイワールドCともに5着と、世界の舞台でも力を発揮した。前走のコリアCは10馬身差の圧勝。それまでの勝ち切れないもどかしさを払拭する走りを見せている。
一昨年の優勝馬テーオーケインズ(栗東・高柳大輔厩舎、牡6歳)は今年は未勝利ながら手堅い走りを続けており、目が離せない。昨年のジャパンダートダービー優勝馬ノットゥルノ(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)、皐月賞馬でダートのサウジCでも4着と善戦したジオグリフ(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)、ホープフルS優勝、UAEダービー2着の実績があるドゥラエレーデ(栗東・池添学厩舎、牡3歳)、JBCレディスクラシックを圧勝したアイコンテーラー(栗東・河内洋厩舎、牝5歳)なども侮れない。