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今週のメインは中京記念。JRAのレーティング(公式格付)をベースとし、これにいくつかモノサシを組み合わせ出走各馬の真の力関係を解き明かしていく。まずはベースのモノサシ、JRAレーティングの比較から入ろう(過去1年以内の国内レースにおける最高値を記載)。
118 ダノンスコーピオン(59)
112 ディヴィーナ(54)、ミッキーブリランテ(57)
109 シュリ(57)
108 カイザーミノル(56)
106 アドマイヤビルゴ(57.5)、ホウオウアマゾン(58)、ルージュスティリア(53)
105 ウイングレイテスト(57)、サブライムアンセム(55)、メイショウシンタケ(57)
103 アナゴサン(55)
102 ヴァリアメンテ(55)
100 ワールドウインズ(56)
97 セルバーグ(55) (以下格付けなし)
昨今の荒れるハンデ戦に斤量チェックは不可避であるため、各馬が背負う今回の斤量も付しておいた。
さて、中京記念の例年の勝ち馬の基準だが極端にレベルが低くなければ通常は107~108程度だ。118のダノンスコーピオンはここでは実力だけ見れば一頭抜けていて圧勝レベルだが、いくら何でも59kgは重すぎる。更にホウオウアマゾンの58kgも重いとみてこの2頭を排除し106以上の残りの6頭を中心に、比較してみた(モノサシによっては一部対象を広げています)。
第2のモノサシは中京競馬場のコース実績。比較結果(複勝率の高い順)は次の通りとなった。1位…ルージュスティリア(2.0.0.0)、2位…ディヴィーナ(4.1.0.1)、3位…アドマイヤビルゴ(1.1.1.2)、4位…シュリ(2.0.0.3)、5位…ミッキーブリランテ(1.0.0.2)、6位…カイザーミノル(0.0.1.4)。カイザーミノルの近走は元気がなく前走レーティングも82とかなり低いので、この馬を第2のモノサシ比較で排除しておく。
第3のモノサシはソングライン。同馬はこの春、ヴィクトリアマイル、安田記念とマイルのG1を2勝したが、ヴィクトリアマイルではディヴィーナ、ルージュスティリア、サブライムアンセムと対戦し、安田記念ではダノンスコーピオンと対戦している。ヴィクトリアマイルでの着差はディヴィーナ→+0.2秒、ルージュスティリア→+0.7秒、サブライムアンセム→+0.8秒で、安田記念での着差はダノンスコーピオン→+1.0秒であった。牝馬3頭がヴィクトリアマイルで背負った斤量はいずれも56kg。第3のモノサシ比較からは、54kgのディヴィーナ、53kgのルージュスティリアの比較優位が導き出される。
第4のモノサシは芝1600mの持ち時計。メンバーの芝1600mの持ち時計を比較してみると、全場では1.33.0を切っている馬が12頭いる。中京で1.34.0を切っている馬は7頭。レーティング上位の馬でいずれにも該当する馬は3頭で、シュリ、カイザーミノル、ルージュスティリアだ。全場だけ該当する馬は多いので上位5頭(レーティング105以上)をとると、カイザーミノル、メイショウシンタケ、ウイングレイテスト、ダノンスコーピオン、ディヴィーナの5頭。ハンデを考えるとここではルージュスティリアの相対的優位が見えてくる。
諸々の比較から本命◎はディヴィーナ。対抗○をルージュスティリアとし、▲以下は今回印を打たないこととした。理由はいたずらに点数を増やしてもハズレ馬券が増えるだけだからだ。馬券は2頭の単、複と馬連、ワイドの6点で攻めたい。
【モノサシ比較による注目馬】
◎ディヴィーナ ○ルージュスティリア
モノサシの正誤判定は7/23(日)だ。
(文:のら~り)
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このニュースへのコメント
吉岡 ゆきみ
モノサシ??
全く説得力がない記事なんだけど(´;ω;`)
なにこれ、、、
2023年7月21日 18:47