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キングカメハメハは、現行条件で種牡馬として最多となる4勝を誇るが、2015年ヒットザターゲット→2016年クリプトグラム、2022年ボッケリーニ→2023年ヒートオンビートと2度の2連覇を飾った実績も持つ。なお、勝ち馬4頭のうち3頭は母系にノーザンテーストの血脈を持つことでも共通するが、目黒記念は同血脈を保持する馬が2014年マイネルメダリストから2019年ルックトゥワイスまで6連覇していた。
ほか、2000年の勝ち馬であるステイゴールドの直系が、2018年3着パフォーマプロミス、2019年1着ルックトゥワイス、2020年3着ステイフーリッシュ、2021年1着&2022年3着ウインキートスと、2018~2022年に5年連続で好走。2017年1着フェイムゲームにおいても、ステイゴールドの近親であり、ダイナサッシュに遡る同牝系の間柄であったことを特筆できるだろう。
ヒートオンビートは、父キングカメハメハ×母マルセリーナ(母の父ディープインパクト)。本馬は昨年の目黒記念にて重賞初制覇を達成。同産駒としては母系にノーザンテーストを保持しない例外的なタイプではあるが、21年目黒記念でも2着に好走するほか、東京芝2500mはアルゼンチン共和国杯でも目下2年連続で3着になるなど、コース相性は折り紙付き。すでにリピート好走実績もあり、同産駒の勢いを考えても軽視はできないだろう。
メイショウブレゲは、父ゴールドシップ×母メイショウスイヅキ(母の父パイロ)。異彩を放つステイゴールドの直系で、同産駒からは21年1着、22年3着、と2年連続8番人気で好走したウインキートスが出た。なお、同馬と本馬は「母の父がSeattle Slew系種牡馬」、母系でVice Regentの血脈を持つ配合や血統構成にも共通点を見いだせる。この父の産駒らしいズブさのあるタイプだが、スタミナ勝負になれば重賞でも出番があって不思議ない。
【血統予想からの注目馬】
⑤ヒートオンビート ③メイショウブレゲ