◆当日の降雨祈る〔２〕マイネルハニー

　Ａコースを回ってから坂路を４ハロン７１秒１。その後はゲートを通した。栗田博調教師は「内の偶数（（２）番）で枠も最高。同型もいないようだし、折り合ってスムーズに運べれば。あとは、この雨が当日も降ってくれると、いいのだけどねぇ」と雨空を見ながら話した。

◆何の問題もない〔３〕マカヒキ

　ゆったりしたフットワークで登坂し、４ハロン６６秒５－１５秒７を計時。友道調教師は「追い切り後も落ち着いて、何の問題もない」と仕上がりのよさに目を細め、「枠の並びもいいと思う。隣りのマイネルハニーが行くだろうから、それを見ながらスーッといければ」と語った。

◆やれることやった〔４〕レインボーライン

　軽快にＤＰコースを１周。「追い切った後も順調で、変わらずですね」と若松厩務員。２６日発表の馬体重は４３８キロ。「ＮＨＫマイルＣもこの数字で東京に輸送したし、いつも通り。やれることはやったし、無事にいってほしい」と期待を込めた。

◆操縦性「アップ」〔５〕エアスピネル

　スムーズに馬場入りして、ＣＷコースをリラックスした姿で１周した。「雰囲気は良かった。前走後は、水曜より日曜に強い調教をしてパターンを変えたが対応している。指示に従うところは前走よりアップしている。後は騎手に任せるだけです」と笹田調教師は期待を込めた。

◆使い詰めも順調〔６〕アグネスフォルテ

　軽めの運動で調整。「追い切りの動きは抜群に良かった。ずっと使って来ているし、デキは維持できている。輸送も問題なく着いて、無事にスタートを迎えられれば」と坂本助手は力を込めた。

◆馬の力量を信頼〔７〕ロードクエスト

　角馬場で軽めの調整を行い、大一番に備えてゲート駐立を確認。「ゲートでは落ち着いていた。前走はスムーズではない競馬で２着。やっぱり走るなと思った。一度はあきらめたダービー。いい状態で出せるのがうれしい。馬がタフで一番えらいね」と小島茂調教師は満足げに語った。きょう午前４時に美浦トレセンを出発。関東馬で東京競馬場へ一番乗りする予定だ。

◆思い描いていた通り〔８〕サトノダイヤモンド

　滋賀県栗東トレセンで調整。角馬場で体をほぐした後、坂路で４ハロン６３秒５－１４秒６。適度に気合が乗っていた。「相変わらず落ち着きがありますね」と兼武助手。皐月賞は３着に敗れたが、陣営はもともとダービーに照準を合わせていた。「前走後は３週続けてビッシリやって、悔いなくやれたと思う。思い描いていた通り、上向きですね。中身が締まって馬も成長。ルメール騎手も『前走より体に幅が出た』と言っていました。初めてのコースも対応してくれると思う」と自信を持って送り出す。

◆前走不利の雪辱〔９〕マウントロブソン

　北の角馬場で歩様の確認を行った。「変わりなく順調にきています」と橋本助手。皐月賞は先行勢に厳しい流れと、直線での不利がありながらも６着に踏ん張った。スムーズな競馬ができれば、好勝負してもおかしくない。

◆一戦ごとに成長〔１０〕スマートオーディン

　坂路を４ハロン７１秒８。ゆったりとしたキャンターだが、闘志を内に秘めていた。「特にどうこうはなく、順調に来ています。毎日杯、京都新聞杯と結果が出て修正点を修正できた。一つ一ついい状態でクリアしてきている」と松田調教師は笑みを浮かべた。

◆フィジカル成長〔１１〕アジュールローズ

　角馬場で歩様のチェックをした。「落ち着いている。フィジカル面の成長がうかがえる」と古賀慎調教師は愛馬の状態に目を細めた。

◆落ち着きは十分〔１２〕リオンディーズ

　力強い脚さばきで坂路を駆け上がり、４ハロン５９秒７－１４秒４をマーク。角居調教師は「追い切り後も変わりなく、落ち着いていますね。ストライドが大きい馬なので、周りの流れを見ながらいける枠（〔６〕枠（１２）番）もいいと思います」とうなずいた。

この記事はいかがでしたか？

 (1)