競馬ニュース > 記事
3~4コーナーあたりから長く脚を使える持久力タイプに向き、中長距離型のサンデーサイレンス系やノーザンダンサー系が強い。
フェイムゲームが最上位。父ハーツクライは有馬記念の優勝馬で、産駒も中山芝1800メートル以上の重賞で連対率27・8%、複勝率38・9%の好成績をあげている。半兄バランスオブゲーム(父フサイチコンコルド)は同じ舞台の産経賞オールカマーなど、中山でGII4勝。ほかの兄姉もみな小回りコースを得意にしている。母系からはステイゴールドやサッカーボーイが出ており、底力と成長力も十分だ。
ケイアイチョウサンも見逃せない。父ステイゴールドの産駒は中山芝2200メートルの重賞で【4・3・0・9】と相性抜群。近5年で有馬記念を4勝しているように、冬場の時計がかかる馬場ならさらに強さを増す。母の父シンボリクリスエスは、産駒のユールシンギングが昨年のセントライト記念を勝っており、舞台適性は高い。
同じステイゴールド産駒のマイネオーチャードは母系も力の要る馬場に強い。父の産駒は軌道に乗ると一気に出世するタイプが多いだけに、前走Vの勢いも魅力だ。
ダービーフィズは父がジャングルポケット。産駒は時計がかかる馬場に向き、今開催でも産駒のカルドブレッサが中山金杯で2着と好走した。伯父にマンハッタンカフェがいる母系は上質で活力があり、距離延長もプラスだ。
同産駒のヴェルデグリーンは母の父がダービー馬スペシャルウィークで、祖母がオークス馬ウメノファイバー。昨秋にオールカマーを勝っているように、同じ中山でも内回りから外回りに替わるのはいい。
レッドレイヴンは父が北米リーディングサイアーのスマートストライク。母は米国で芝GIを2勝し、その全兄に有馬記念を連覇したグラスワンダーがいる。準オープンを勝ったばかりでも底力は劣らない。 (血統取材班)
★アメリカジョッキークラブカップの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら