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さすがはクラシックといったところか、〝サンデーサイレンス(SS)系×ノーザンダンサー(ND)系〟という日本競馬の根幹を支える主流配合が強く、昨年は父がSS系キタサンブラック、母の父がND系だったソールオリエンスが優勝、父がND系で母の父がSS系だったタスティエーラが2着に続いた。
とりわけND系はここにきて再び、影響力を強めており、一昨年にはドレフォン産駒のジオグリフが優勝。昨年も強烈な多重クロスを持つファントムシーフが3着と上位をにぎわせた。混戦とされる今年、歴史的大種牡馬がレースの鍵を握る存在となっていい。
ジャスティンミラノは父がSS系キズナ、さらに母マーゴットディドがNDの4×4×3のクロスを持っている。東京で連勝中ながら、今回の舞台への適性も十二分だ。
メイショウタバルは父がSS系で自身も2012年に優勝しているゴールドシップ、母メイショウツバクロはND×SSというオーソドックスな万能配合で適応力が高く、混戦でしぶとさを発揮しそう。
シンエンペラーは凱旋門賞馬ソットサスの全弟でスケールはナンバーワン。配合的な特徴は父シユーニがNDの4×4で、母スターレッツシスターもNDのクロスがあり、かなり極端なバランスながら当舞台なら大駆けも見込んでいい。
ウォーターリヒトは父がドレフォンで母の父が10年優勝のヴィクトワールピサ。タフな争いなら台頭の余地はある。