★芝１２００メートル戦で３連勝中のバースクライ　悲願の重賞Ｖ狙う９歳馬トゥラヴェスーラも登録

シルクロードＳ（ＧⅢ）に登録しているバースクライ（牝４歳、栗東・千田輝彦厩舎）は、１勝クラス→北摂特別（２勝クラス）→南総Ｓ（３勝クラス）と芝１２００メートル戦を３連勝中。シルクロードＳでは２０２２年メイケイエール、２３年ナムラクレアと２年連続で４歳牝馬が勝っているが、バースクライは連勝を伸ばして重賞初制覇を遂げることができるだろうか。同馬には岩田望来騎手が騎乗予定となっている。

また、京阪杯（ＧⅢ）４着以来の出走となるトゥラヴェスーラ（牡９歳、栗東・高橋康之厩舎）は、昨年の高松宮記念（ＧⅠ）で３着に入るなどスプリント路線で長く活躍しているが、重賞では３度の２着が最高成績となっている。今回、トゥラヴェスーラにはＪＲＡ重賞初勝利がかかる永島まなみ騎手が騎乗予定だが、９歳にして悲願の重賞初制覇を遂げることができるだろうか。ちなみに、０２年のシルクロードＳでは、９歳馬のゲイリーフラッシュが通算６２戦目でＪＲＡ重賞初制覇を遂げている。

★定年間近の調教師３名が管理馬を登録　安田隆行調教師、中野栄治調教師、加用正調教師


シルクロードＳ（ＧⅢ）にアグリ（牡５歳）、サンライズロナウド（牡５歳）を登録している安田隆行調教師（栗東）、カイザーメランジェ（牡９歳）を登録している中野栄治調教師（美浦）、カルネアサーダ（牝５歳）を登録している加用正調教師（栗東）は、定年を迎えるため、調教師生活は残すところ約１カ月となる。３調教師はいずれもシルクロードＳで優勝経験があるが、引退前に重賞勝利を挙げることができるだろうか（※安田隆行調教師は１月１３日の愛知杯（ミッキーゴージャス）、中野栄治調教師は１月１４日の日経新春杯（ブローザホーン）で重賞勝利を挙げている）。

安田隆行調教師は、１９９６年の重賞昇格以降最多タイとなるシルクロードＳ２勝を挙げている。アグリには坂井瑠星騎手、サンライズロナウドには横山典弘騎手が騎乗する予定だが、同調教師は単独トップのシルクロードＳ３勝目を挙げることができるだろうか（※ディヴィナシオン（牡７歳）を登録している森秀行調教師（栗東）にもシルクロードＳ３勝目がかかっている）。

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