昨年の優勝馬 アグリ
阪急杯 G3
日程:2024年2月25日(日)
15:35
阪神/芝1400m
レース結果
着順
着 順 |
馬 番 |
馬名 性齢 斤量 馬体重 ブリンカー |
騎手 調教師 |
オッズ タイム/着差 |
1 |
1 |
ウインマーベル
牡5 58.0 476(-4) B
|
松山弘平 美深山雅史 |
3.4 倍 ① 1.21.2 |
2 |
16 |
アサカラキング
牡4 57.0 524(0)
|
斎藤新 美斎藤誠 |
5.1 倍 ③ ハナ |
3 |
2 |
サンライズロナウド
牡5 57.0 476(-2)
|
古川吉洋 栗安田翔伍 |
24.7 倍 ⑨ クビ |
4 |
9 |
サトノレーヴ
牡5 57.0 544(+6)
|
小崎綾也 美堀宣行 |
8.2 倍 ④ 2 |
5 |
11 |
ボルザコフスキー
牡5 57.0 512(-2)
|
B.ムルザ 栗清水久詞 |
18.9 倍 ⑦ 2 1/2 |
払戻金
単勝 |
1 |
340円 |
1番人気 |
複勝 |
1 |
160円 |
1番人気 |
16 |
210円 |
3番人気 |
2 |
480円 |
9番人気 |
枠連 |
1 - 8 |
830円 |
3番人気 |
馬連 |
1 - 16 |
1,000円 |
2番人気 |
ワイド |
1 - 16 |
510円 |
2番人気 |
1 - 2 |
1,160円 |
13番人気 |
2 - 16 |
2,150円 |
26番人気 |
馬単 |
1 - 16 |
1,840円 |
3番人気 |
3連複 |
1 - 2 - 16 |
7,140円 |
21番人気 |
3連単 |
1 - 16 - 2 |
26,000円 |
69番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。
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馬場予想
【阪急杯2024特集】開幕初日は先団勢が好調!道悪競馬、当該コースの経験値を重視!
土曜日の阪神芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
月曜日から金曜日にかけて降った雨の影響により、土曜日の芝コースは稍重でスタート。明け方ぐらいまでは雲の厚い空模様だったが、次第に青空が広がるようになり、7R終了後に良(JRA発表)へ回復。そのまま開催を終えている。
土曜日施行の芝内回り3競走における勝ち馬の最終4角通過順位は、2、1、1番手。4角6~7番手通過馬が3頭複勝圏入りを果たしているものの、突き抜けまでには至っていない。基本的に前のポジションを取っていた馬が、恵まれやすいコンディションだった。
日曜日開催中の予報は雨時々曇(25日7時の時点)。馬場が重くなれば、末一手の馬は持ち味を活かすことがより厳しくなる。よほどの馬場適性差や、展開面の恩恵でもないと、後方待機勢の利は薄い。ゆえに阪急杯に関しては、先行~好位差しタイプを優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
絞り込みの線引きには難しいものがあるが、ここは近走で前めの位置から上位入線したことがある馬に注目。そのなかでも、近2走内に4角5番手以内のポジションで、3着以内の好走経験を持つ馬を重視したい。
また、阪急杯は内回りの芝1400mを使用。スペシャリストが幅をきかせやすいコースのうえ、緩めの馬場状態となりそうな状況でもある。それゆえ、当該コースで勝ち鞍がある馬、なおかつ芝の稍重~不良(JRA基準)で好走(3着以内)経験を持つ馬は、人気の有無にかかわらずチェックしておきたいところだ。
今回の出走馬で、要点(近2走の内容+阪神芝1400m実績+道悪実績)をクリアしているのは、①ウインマーベル、⑤メイショウチタン、⑦スマートクラージュ、⑯アサカラキング。従って当欄では、これら4頭を軸馬候補として推奨したい。
厩舎の話
【阪急杯2024特集】ウインマーベル「ゲートも練習では問題ない」 ダノンティンパニー「不利が重なった前走、通用する力は示せた」
◆アサカラキング・斎藤誠師「逃げにはこだわらない。番手でもクリーンな位置なら問題ない」
◆ウインマーベル・深山師「昨秋から稽古で動けるようになった。ゲートも練習では問題ない」
◆エンペザー・田中克師「1400メートルは守備範囲だと思う。レースの形にもこだわりません」
◆カリボール・新田助手「無理に前に行くより、後ろで脚をためる展開が理想」
♦カルロヴェローチェ・須貝師「(前走は)久々で1ハロン長かった気がする。(距離短縮は)面白いかもしれない」
◆サトノアイ・須貝師「相手はそろったが、阪神1400メートルはいい」
◆サトノレーヴ・堀師「動きは良く、後肢のバランスも前走よりいい」
◆サンライズロナウド・安田助手「この馬のパターンで調整。いい意味で安定しています」
◆スマートクラージュ・池江師「もともとこの距離で使いたかった。展開がはまれば」
♦ダノンティンパニー・福永助手「前走は不利が重なったが、通用する力は示せた。スムーズな競馬で改めて」
◆タマモブラックタイ・角田師「1200メートルは忙しかった印象。力がいる馬場ならいい」
♦ボルザコフスキー・宮本助手「前走で通用することが分かった。脚をためる競馬がいい」
◆ホープフルサイン・本間師「展開の助けは必要になるが、脚をためる競馬の方がいい」
♦メイショウチタン・本田師「馬はまだまだ若々しい。馬場は荒れていない方がいい」
♦メイショウホシアイ・高橋亮師「阪神では実績があるし、55キロの斤量も魅力的」
♦ルプリュフォール・松永幹師「雨が降っても苦にしない。自分の脚は使うので、展開がはまってくれれば」
♦ワールドウインズ・笹田師「血統的には短距離の方がいいと思う。流れが向けば」
データ予想
【阪急杯2024特集】6項目オールクリアは6頭、中から1番手にはアサカラキングを指名
【性別】
2014年以降(過去10年)の性別成績は、牝馬【2.1.2.15】、牡・せん馬【8.9.8.117】。勝率、連対率、複勝率のいずれも、前者に分がある。ただし、牝馬の複勝圏入りは、G1で2着以内の連対歴、もしくは牡牝混合重賞での優勝経験があった馬のみ。その点には注意したい。
(減点対象馬)
③サトノアイ ⑱メイショウホシアイ
【キャリア】
2014年以降の1~2着馬延べ20頭中15頭がキャリア20戦以内。残る5頭には当該距離の芝重賞で2着以内の連対経験があった。相応の実績がないキャリア21戦以上の馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
③サトノアイ ④ルプリュフォール ⑤メイショウチタン ⑪ボルザコフスキー ⑫ホープフルサイン ⑬ワールドウインズ ⑰カリボール ⑱メイショウホシアイ
【前走距離】
2014年以降の1~3着馬延べ30頭の前走を距離で分けると、1200m、1400m、1600mの3組に集約される。なお、1200m組の2着連対圏入りは、前走重賞からの臨戦馬のみ。気にとめておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
③サトノアイ ⑥タマモブラックタイ ⑨サトノレーヴ ⑰カリボール ⑱メイショウホシアイ
【前走着順】
2014年以降の2着以内馬延べ20頭中16頭が前走1桁着順。例外の4頭には芝1400mの重賞で4着以内の経験、または芝1800m重賞での1着歴があった。非根幹距離重賞での善戦・好走経験を欠く前走2ケタ着順馬は、連対(2着以内)候補として推奨しづらい。
(減点対象馬)
③サトノアイ ⑤メイショウチタン ⑩デュガ ⑫ホープフルサイン ⑰カリボール
【近走成績】
2014年以降、近2走とも非重賞のレースにおいて、2着以下敗退を喫していた馬が、阪急杯で2着連対圏に入ったケースは皆無となっている。該当馬は過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
③サトノアイ ⑤メイショウチタン ⑭エンペザー ⑰カリボール ⑱メイショウホシアイ
【近走人気】
2014年以降、近2走とも重賞以外のレースに出走、かつ近2走ともに単勝6番人気以下だった馬が、当レースで複勝圏入りを果たした事例はゼロ。非重賞で低評価が続いている馬は、疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
③サトノアイ ⑪ボルザコフスキー ⑭エンペザー ⑰カリボール
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U指数予想
【阪急杯2024特集】U指数1位ダノンティンパニーが不完全燃焼だった前走から巻き返す!
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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直近5年の結果を見ると、毎年U指数4位以内の上位馬が馬券になっている。その一方で、二桁順位の指数下位馬の3着以内食い込みも散見される。あくまで中心は上位勢だが、指数順通りに買って簡単に的中できるほどシンプルなレースではない。相手に関しては、下位勢の台頭も視野に、手広くカバーする方針で臨むといいだろう。
軸馬候補の筆頭として取り上げたいのは、U指数1位にランクされている⑮ダノンティンパニー(99.6)。初めてのオープン挑戦となった前走は1番人気を裏切るかたちになったが、スタートに失敗したうえに直線で前がカットされる不利もあったので、度外視することができる。スムーズな競馬ができれば、力のあるところをしっかり見せつけてくれるだろう。
これに続くのが、2位タイで並ぶ2頭だ。今回と同じ舞台で行われた前走の阪神Cを勝っている①ウインマーベル(98.1)、勝ち切れないものの連続3着の安定感が光る⑦スマートクラージュ(98.1)は、ともに外すわけにはいかない。
そして最後に1頭、指数上位ながらも人気薄必至の4位④ルプリュフォール(96.2)の名前を挙げておく。
血統予想
【阪急杯2024特集】Storm Cat内包馬が2連覇中、デインヒルの血を引く馬は人気不問で要注意
現行条件で最多勝利数を記録するのが3勝のダイワメジャーで、2014年コパノリチャード、2015年ダイワマッジョーレ、2021年レシステンシアが勝ち馬として名を連ねる。血統傾向としてはStorm Catの血を引く馬が好相性を示しており、2010年エーシンフォワードと2023年アグリが直系として勝利をつかみ、内包馬では2013年ロードカナロアと2022年ダイアトニックが父仔制覇を果たした。
ほか、デインヒルの血脈も存在感を放ち、2021年には母の父Lizard Islandのレシステンシアが勝利するだけでなく、2着にも母の父Dansiliの10番人気ミッキーブリランテが入線して波乱を演出。母の父ロックオブジブラルタルのミッキーアイルが2015年2着&2016年1着とリピート好走したり、日本で数少ないFastnet Rock産駒(2016年3着ブラヴィッシモ、2020年3着フィアーノロマーノ)が健闘したりしている。
アサカラキングは、父キズナ×母アサカラヴァーズ(母の父キングヘイロー)。父はStorm Catの血を引く種牡馬で、同産駒では23年ダディーズビビッドが2着に好走。なお、父系祖父ディープインパクトも2頭の勝ち馬を出しているため、今後の動向が注視される血統でもある。一方、母の父も種牡馬として2勝を挙げていることは興味深く、重賞4勝のディープボンドと「父×母の父」が共通するなど、配合面でも重賞級の評価を与えられる。
カルロヴェローチェは、父シルバーステート×母スサーナトウショウ(母の父ロックオブジブラルタル)。「父ディープインパクト系×母の父デインヒル系」は、15年2着&16年1着ミッキーアイル、21年2着ミッキーブリランテと少数精鋭の活躍をみせており、前者とは「母の父ロックオブジブラルタル」まで共通する。前走は骨折による長期休養明け。牝系特有の気難しさを考えれば距離短縮もよく、今回は試金石の一戦として注目だろう。
ルプリュフォールは、父ロードカナロア×母マイノチカラ(母の父サンデーサイレンス)。同産駒からは22年の勝ち馬ダイアトニックが出ており、同馬は13年ロードカナロアとの父仔制覇を達成することになった。なお、その13年阪急杯では、本馬の叔父にあたるオリービンが11番人気で3着に激走している。末一辺倒なので脚質的に当てにしづらいタイプではあるものの、差し・追い込み馬が台頭する展開になった際には筆頭となれる存在だ。
過去10年の結果
【阪急杯2024特集】過去のレース結果と結果U指数をチェック!
阪急杯 G3
2023年2月26日(
日)
阪神競馬場/芝1400m/16頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
11 |
アグリ
牡4 496(+2)
|
横山和生 57.0 |
106.9 1:19.5 |
2 |
5 |
ダディーズビビッド
牡5 514(-12)
|
浜中俊 57.0 |
106.9 クビ |
3 |
15 |
ホウオウアマゾン
牡5 514(-4)
|
国分優作 57.0 |
103.4 2 1/2 |
4 |
14 |
グレイイングリーン
牡5 504(+10)
|
団野大成 57.0 |
101.6 1 |
5 |
8 |
ショウナンアレス
牡5 546(0)
|
戸崎圭太 57.0 |
101.6 ハナ |
阪急杯 G3
2022年2月27日(
日)
阪神競馬場/芝1400m/14頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
10 |
ダイアトニック
牡7 478(-2)
|
岩田康誠 56.0 |
103.0 1:19.9 |
2 |
1 |
トゥラヴェスーラ
牡7 492(+22)
|
鮫島克駿 56.0 |
102.2 クビ |
3 |
8 |
サンライズオネスト
牡5 480(+10)
|
武豊 56.0 |
99.5 2 |
4 |
3 |
リレーションシップ
牡5 504(+2)
|
松田大作 56.0 |
97.8 1 1/4 |
5 |
12 |
グレイイングリーン
牡4 496(+2)
|
岩田望来 56.0 |
97.8 クビ |
阪急杯 G3
2021年2月28日(
日)
阪神競馬場/芝1400m/17頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
8 |
レシステンシア
牝4 508(+8)
|
北村友一 54.0 |
105.7 1:19.2 |
2 |
6 |
ミッキーブリランテ
牡5 476(+2)
|
和田竜二 56.0 |
103.0 2 |
3 |
13 |
ジャンダルム
牡6 510(0)
|
荻野極 56.0 |
102.2 1/2 |
4 |
10 |
インディチャンプ
牡6 484(+2)
|
福永祐一 57.0 |
102.2 ハナ |
5 |
2 |
ダノンファンタジー
牝5 476(0)
|
川田将雅 55.0 |
100.4 1 1/4 |
歴史と概要
【阪急杯2024特集】レースの歴史や競走条件、歴代優勝馬は?
2016年の優勝馬ミッキーアイル
G1に昇格した高松宮杯(現在の高松宮記念)の前哨戦に位置付けられた第41回(1997年)以降は一気にレースレベルがアップ。第41~48回(1997~2004年)は8年連続してG1馬(もしくはのちのG1馬)が勝利するに至った。その後も、第52回(2008年)のローレルゲレイロ、第57回(2013年)のロードカナロア、第60回(2016年)のミッキーアイルなど、勝ち馬欄には短距離界の名馬の名前がズラリ。第51回(2007年)は、重賞では珍しい1着同着決着となった(勝ち馬はプリサイスマシーンとエイシンドーバー)。