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昨年は1分31秒3のレコード。今年も良馬場ならば、1分32秒前後の高速決着が必至で、速いタイムに対応できる裏付けは欲しい。
カレンブラックヒルを最上位にみる。父ダイワメジャーは2007年の優勝馬で、マイルGI3勝。スピードの持続力に優れ、大舞台にも強い。3代母は仏オークスなどGI3勝を挙げた名牝で、母系のスタミナ、底力も申し分ない。
同じダイワメジャー産駒のダイワマッジョーレも有力だ。半兄ハイアーゲーム(父サンデーサイレンス)は青葉賞を勝ち、ダービー3着。4代母イヴァンジカは凱旋門賞馬で、母系の質は非常に高い。GI初挑戦だが、底力はヒケをとらない。
中距離路線から転戦してきたダークシャドウは侮れない。ダンスインザダーク産駒には04年の覇者ツルマルボーイ、07年3着ジョリーダンスがおり、東京のマイルを舞台にしたタフな消耗戦で持ち味を発揮する。近親に名種牡馬のグリーンデザートがいるなど、母系は上質なスピードが武器で、距離短縮がプラスに働く可能性は十分だ。
ヴィルシーナは父がディープインパクト。11年の覇者リアルインパクトを出すなど、マイルGIで圧倒的な強さを誇り、高速決着向き。母系も超一流で、牡馬相手でも見劣らない。
サダムパテックは、東京芝マイルのGIホースを3頭出しているフジキセキが父で、適性は高い。瞬発力勝負なら出番がある。
マンハッタンカフェ産駒のショウナンマイティは、凱旋門賞V2の名馬アレッジドの4×3のクロスが魅力。大舞台向きの底力と爆発力を秘める。
ロードカナロアは祖母がダート1800メートルでGI2勝。半兄ロードバリオス(父ブライアンズタイム)はマイルでオープン特別を勝っており、距離延長はそれほどマイナスにはならない。
過去に外国馬で連対した6頭すべて、父か母の父がノーザンダンサー系。その観点から、香港2頭ではノーザンダンサー系のヘレンスピリットを上位にみる。父フットステップスインザサンドは英2000ギニー馬で、日本でもGI馬を出しているジャイアンツコーズウェイ産駒。ヘレンの3代母は英2冠牝馬で、底力も上々だ。グロリアスデイズも日本の馬場に対応可能な下地はあるが、もう少し重厚さが欲しい。(血統取材班)
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6月23日(日) 05:30 | ||
ウマニティ ウマニティ編集部 | 106123 |