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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は中京記念・調教予想(水曜版) をお届けします!
日曜日に行われる中京記念の登録馬の水曜追い切りについて、1頭ずつシンプルに考察していきます(出走順位14位以内の追い切り映像が確認できた馬に限る)。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
アドマイヤビルゴ【C】
栗東P単走。余力残しの内容。低い重心を保ち、力むことなく進んでいる点は評価できる反面、覇気が不足しているようにも映る。オーバーワークを避けた調整とはいえ、もう少しハミを自らしっかり取って欲しい印象。そのあたりを考慮すると、どうしても物足りなさは残る。
アナゴサン【A】
栗東坂路単走。脚さばきが気持ち硬く映るものの、許容範囲の部類。手前変換後の反応が良く、終盤あたりで軽く肩にステッキを入れられるとさらに加速。グイグイと脚を伸ばすさまは迫力があった。相手関係は強化されるが、気配の良さを活かせるようなら一撃あってもおかしくない。
ウイングレイテスト【A】
栗東CW単走。単走表記だが、併せ馬に近い形。他厩舎の馬を目標にして、折り合いをつけながら自身のリズムをキープ。鞍上の促しに対する反応も良かった。手控え気味で見映えの悪い内容だった1週前よりも、随分と気配は上向いている。力を出せる態勢と判断したい。
カイザーミノル【C】
栗東坂路単走。当該週を軽めの調整で済ませるのはいつものこと。それはいいとしても、頭の位置が高く、推進力を上に逃す完歩が多い点は割引材料。脚元の動き自体は悪くないものの、好調時の気配には及ばないように思える。
サブライムアンセム【B】
栗東坂路単走。体幹しっかりの安定したフォームで登坂。前進気勢が高く、それでいて鞍上からの指示を待てる精神的な余裕が感じられるのも良い傾向。折り合い重視の内容ゆえ派手さには欠けるが、いつになく気配が柔らかく映る点は評価したい。
シュリ【B】
栗東坂路単走。日曜日に攻めているので、今回は軽めの調整。鞍上が抑えていたせいもあってか、やや単調に映るが、折り合いはしっかりついており、集中力も高い。最後まで余力十分に走ることができている。ここ2戦の成績が案外な点は気がかりも、稽古の雰囲気は決して悪くない。
セルバーグ【C】
栗東坂路単走。手前変換の際にフラつき気味。その後もモタれる仕草を出していた。ただ、かなり癖が強い馬なので、手の合う騎手が跨れば変わる可能性もある。見映えが良くないため、判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では再検討の必要があるかもしれない。
ダノンスコーピオン【B】
栗東坂路単走。口向きの悪さを修正しながらの登坂。その点はいただけないが、直線半ばからしまいにかけての加速度合いは秀逸。これを見せられると、安易に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
ホウオウアマゾン【B】
栗東CW併走。相手と並んだ際の競る気配が薄く映るが、それはいつものこと。体幹はしっかりしており、脚さばきも悪くない。厳しく見れば、もう少しラストの鋭さが欲しいが、鞍上の叱咤激励に応えるべく、懸命に前へ進もうとする姿は好感が持てる。及第点の仕上がりだろう。
ミッキーブリランテ【B】
栗東坂路単走。ハミ取りが浅い点は相変わらず。とはいえ、安定したフットワークでキビキビと登坂。整ったフォームを最後まで保てている様子から、体調面の不安はなさそう。最近の成績こそイマイチだが、もっと着順を上げてきても、おかしくない攻め気配ではある。
メイショウシンタケ【B】
栗東CW単走。コーナーから直線間もなくまでは、雑な走りが目についたが、ギアが入ってからの反応は良く、体の使い方も伸びやかだった。稽古も実戦もムラ駆けタイプとあって、見極めに難しい面はあるが、気配自体は決して悪くない。いい意味での平行線だろう。
ルージュスティリア【A】
栗東CW併走。強い前進気勢を見せながらも、踏み込みには力感があり、それでいて四肢のさばきは実にしなやか。気性的に表裏一体の部分があるのは否めないが、動きの質は非常に高く、状態面の不安はなさそう。実戦で折り合うことを前提に高評価してみたい。
ワールドウインズ【C】
栗東坂路併走。ハミ取りが浅く、マイペースな面は相変わらずだが、身のこなしに硬さはなく、前肢の使い方も悪くはない。一方、いい頃と比べて後肢の踏み込みが若干弱く映るのは気になるところ。可もなく不可もなし、といった感じ。評価は上げづらい。
【調教予想からの注目馬】
アナゴサン ウイングレイテスト ルージュスティリア