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22日、中山では古馬中距離のGⅡ「第64回アメリカジョッキークラブC」(GⅡ、芝2200メートル)が行われる。
躍進をみせる明け4歳世代。ここでも、さらなる飛躍を期す実力派が今年初戦を迎える。
キタサンブラック産駒のガイアフォース(栗東・杉山晴紀厩舎、牡4歳)は、昨夏に1勝クラスの国東特別(小倉芝2000メートル)を1分56秒8のコースレコードで快勝。続くセントライト記念では、のちの菊花賞馬アスクビクターモアを破り重賞制覇を飾った。1番人気で8着に敗れた菊花賞は距離適性の差が響いた印象で、セントライト記念と同じ中山芝2200メートルで巻き返す。
同世代のエピファニー(美浦・宮田敬介厩舎、牡4歳)は昨年、3月の未勝利戦から前走のノベンバーSまで4連勝でOP入り。4勝全てが9ハロン戦で、今回は相手強化とともに距離延長も克服すべきテーマだが、先行して速い上がりでまとめるレース運びは安定感がある。
一昨年のオークス馬ユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎、牝5歳)は昨秋の天皇賞(0秒8差8着)、ジャパンC(1秒0差10着)も着差的にはそう負けておらず、GⅡなら力は互角以上。天皇賞・秋11着のノースブリッジ(美浦・奥村武厩舎、牡5歳)はトップクラスでもまれた強みを発揮したいところ。一昨年の覇者アリストテレス(栗東・音無秀孝厩舎、牡6歳)、3歳時にセントライト記念を勝ったバビット(栗東・浜田多美雄厩舎、牡6歳)のコース適性の高さも侮れない。