2022年の優勝馬 サンライズホープ
みやこS G3
日程:2023年11月5日(日)
15:45
京都/ダート1800m
レース結果
着順
着 順 |
馬 番 |
馬名 性齢 斤量 馬体重 ブリンカー |
騎手 調教師 |
オッズ タイム/着差 |
1 |
15 |
セラフィックコール
牡3 55.0 536(+6)
|
M.デムー 栗寺島良 |
2.6 倍 ① 1.50.9 |
2 |
7 |
メイクアリープ
牡4 57.0 480(+2)
|
幸英明 栗大根田裕 |
9.3 倍 ⑥ 3 |
3 |
14 |
ウィリアムバローズ
牡5 57.0 504(+10)
|
坂井瑠星 栗上村洋行 |
5.6 倍 ② 3/4 |
4 |
12 |
ペプチドナイル
牡5 57.0 530(-6) B
|
富田暁 栗武英智 |
20.8 倍 ⑦ クビ |
5 |
5 |
ゲンパチルシファー
牡7 57.0 518(0)
|
松若風馬 栗佐々木晶 |
209.2 倍 ⑬ 1 1/4 |
払戻金
単勝 |
15 |
260円 |
1番人気 |
複勝 |
15 |
140円 |
1番人気 |
7 |
230円 |
6番人気 |
14 |
180円 |
2番人気 |
枠連 |
4 - 8 |
1,060円 |
5番人気 |
馬連 |
7 - 15 |
1,310円 |
4番人気 |
ワイド |
7 - 15 |
530円 |
4番人気 |
14 - 15 |
370円 |
1番人気 |
7 - 14 |
820円 |
12番人気 |
馬単 |
15 - 7 |
1,830円 |
5番人気 |
3連複 |
7 - 14 - 15 |
2,590円 |
7番人気 |
3連単 |
15 - 7 - 14 |
10,800円 |
22番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。
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馬場予想
【みやこS2023特集】上級クラスの馬にとっては標準レベルのコンディション!内~中をソツなく立ち回る馬が優位!
土曜日の京都ダートのレース結果、近年のみやこSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間、雨量計で観測された降水はゼロ。土曜日も降雨はなく、ダートコースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日早朝におけるJRA測定の含水率はゴール前が2.2%で、4角は2.0%。かなり乾いた状態となっている。
だが、ダート1200mで行われた、10R・貴船S(3歳以上3勝クラス)の決着時計は1分10秒8と決して遅くはない水準。坂を下って直線に入るレイアウトとはいえ、レース全体の上がり3Fは35秒4。パサパサの馬場状態を思えば上等の部類だろう。
ようは、路盤から敷き直す大規模な馬場改造工事の効果が発揮され、クッション砂を支えるベース部分の平坦性がアップし、乾いた状態でも脚力がある上級クラスの馬にとっては、標準レベルのコンディションということ。その点は頭に入れておいたほうがいい。
土曜日施行のダート戦5鞍を振り返ると、パサパサの割に走りやすい馬場ということもあってか、中団より前めの位置につけ、なおかつ内~中を通った馬の活躍が顕著。待機勢は分が悪く、最終4角を6番手以降で通過した馬の最高着順は3着にとどまっている。
日曜日開催中の予報は概ね晴れベース(5日7時の時点)。雨が降らず含水率が低下すれば、そのぶんだけ待機勢の台頭余地が増す可能性はある。とはいえ、よほど展開に恵まれないと、外差し断然有利の状況にまで転じることは想定しづらい。
ゆえに引き続き、道中の距離ロスをなるべく抑えながらレースを進める馬が有利という捉え方がベター。待機勢を狙うのであれば、内~中で脚をタメつつ馬群を上手に捌けそうなタイプとなろう。馬番ベースで選ぶなら、内~中の1桁番を優先したほうがいいのではないか。
なお、京都で開催された直近5回のみやこS(2014~2017、2019年)における1着馬5頭は、前走がJRAのOPクラスで2着以内、または前走がJRAのOPクラスで単勝1番人気の高支持を集めていた点で共通する。好調馬と高評価馬が幅をきかせる傾向が非常に強い。今回も条件を満たす馬には、相応の評価をすべきだろう。
今回の出走メンバーで要点(1~9番+前走の着順・人気)をクリアしているのは、③タイセイドレフォン、⑦メイクアリープ、⑨ワールドタキオン。従って当欄では、これら3頭を注目株として推奨したい。
厩舎の話
【みやこS杯2023特集】セラフィックコール「叩いて状態はさらにアップ」 ウィリアムバローズ「ダメージが残っていた去年とは違う」
◆アイオライト・武藤師「この時期が一番、オーラが出る。1800メートルなら前に行ける。自分の形なら」
◆アスクドゥラメンテ・荻野助手「前回は乾いた馬場でも強さを見せてくれた。試金石の一戦です」
◆アルーブルト・畑端師「順調に調教は積めていますし、太め感なく臨めそう」
◆ウィリアムバローズ・上村師「前走後は在厩で調整。不良馬場で走ったダメージが残っていた去年とは違う」
◆エナハツホ・藤懸騎手「行く気があるなかでも、指示通りに反応してくれた」
◆ゲンパチルシファー・佐々木師「やっといい頃のデキに戻ってきました」
◆サンライズホープ・羽月師「身体的には何も心配ない。あとは馬の気持ち次第」
◆セラフィックコール・寺島師「叩いて状態はさらにアップ。このメンバーでどこまで走れるか楽しみです」
◆ブリッツファング・大久保師「最近、成績が伴っていないので強気にはなれないけど、いい状態で行ける」
◆ペプチドナイル・日比野助手「馬体に張りがあっていい状態。現状では前めの競馬がいいと思います」
◆ホウオウルーレット・大竹助手「具合は良さそうです。右回りの方がいい」
◆マリオロード・安達師「前走後も順調にきています。好調を持続できている」
◆メイクアリープ・大根田師「コースは問わないし、脚質に自在性もある」
◆メイショウカズサ・安達師「短い距離を使ってピリッとしてくると思う」
◆ワールドタキオン・斎藤誠師「仕上げの過程はうまくいった。コーナー4つの方が息を入れられる」
データ予想
【みやこS杯2023特集】首位ウィリアムバローズ、2番手メイクアリープに、以下アスクドゥラメンテら減点ナシ勢が続く構図
【馬齢】
京都施行の直近9回(2010~2017、2019年)における1~3着馬延べ27頭の馬齢をみると、3歳から8歳まで幅広い。ただし、3歳の複勝圏入りはJRA重賞で3着以内の好走実績があった馬のみ。5~8歳の2着連対圏入りは前走5着以内馬に限定される。その点には注意したい。
(減点対象馬)
②アルーブルト ④サンライズホープ ⑤ゲンパチルシファー ⑪メイショウカズサ ⑫ペプチドナイル ⑮セラフィックコール
【所属】
京都で行われた直近9回の所属別成績は、栗東【8.7.8.95】、美浦【1.2.1.14】。出走頭数の違いを考慮すれば、ほぼ互角といえよう。その一方、美浦所属馬の2着連対圏入りは、前走1着馬および前走の単勝オッズが1番人気だった馬に限られる。気に留めておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
⑨ワールドタキオン
【前走距離】
京都施行の直近9回における1~2着馬延べ18頭の前走使用距離を検証すると、ダート1600m、ダート1700m、ダート1800m、ダート2000m、ダート2100mの5通りに絞られる。これ以外の臨戦馬は連対(2着以内)候補として推奨しづらい。
(減点対象馬)
⑪メイショウカズサ ⑯アイオライト
【前走着順】
前走の着順に関しては、JRAのOPクラスなら8着以内、地方交流重賞は4着以内、JRAの3勝クラス(旧1600万下)であれば1着が理想。京都施行の直近9回、2着連対圏に入った全馬がこの条件を満たしていた。
(減点対象馬)
⑤ゲンパチルシファー ⑥ブリッツファング ⑫ペプチドナイル
【近走成績】
京都施行の直近9回、近2走内に9着以下の敗退歴があった馬の好走(3着以内)例は皆無。また、近2走とも6着以下に敗れていた馬が複勝圏に入ったケースはゼロ。好凡走の波が激しい馬や、掲示板外の着順が続いている馬は強調できない。
(減点対象馬)
②アルーブルト ⑤ゲンパチルシファー ⑥ブリッツファング ⑪メイショウカズサ ⑫ペプチドナイル ⑬エナハツホ
【近走人気】
京都施行の直近9回における1~3着馬延べ27頭のうち、25頭は近3走内に単勝3番人気以内の高支持を集めた経験があった。例外の2頭は、前走1着馬と前年のみやこS3着馬。相応の勢いやレース実績がないうえ、低評価が続いている馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
⑤ゲンパチルシファー ⑥ブリッツファング ⑧マリオロード ⑪メイショウカズサ ⑬エナハツホ
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U指数予想
【みやこS杯2023特集】底を見せていない連続好走中のU指数上位勢は外せない!
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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U指数上位独占は望めないものの、一方で下位勢が大暴れしているわけではなく、直近5年(当該週JBC開催につき施行されなかった2018年を除く4回)は、すべての年でU指数5位以内の1頭以上(うち3回は2頭以上)が馬券圏内に入っている。ゆえに上位勢は確実に押さえておいたほうがいい。2019年2着のキングズカードは、U指数3位ながらも10番人気に甘んじていたので、そういった人気の盲点になっている馬がいれば、積極的に狙っていきたい。
今年は連続好走中で戦績的に底を見せておらず、上位人気に支持されそうな面々が揃ってU指数上位評価を受ける格好となった。ダートは11戦中10戦が2着以内で、前走のラジオ日本賞を59キロで逃げ切った1位⑭ウィリアムバローズ(98.0)、中央再転入後4戦3勝で、前走のエルムSは2着だった2位タイ⑨ワールドタキオン(97.5)、デビュー以来無傷の4戦4勝を記録している4位⑮セラフィックコール(97.2)は外すわけにはいかない。人気でも馬券の中心として買うべきだ。
最後に1頭、京都での安定感が際立っている2位タイ③タイセイドレフォンを押さえておけば万全だろう。
血統予想
【みやこS杯2023特集】施行場を問わずにA.P. Indyの直系が活躍、スペシャルウィークの血脈も存在感を放つ
阪神競馬場で施行された2020~2022年を含め、A.P. Indyの直系が4勝、2着2回、3着1回と幅を利かせている。内訳を見るとシニスターミニスター、カジノドライヴ、パイロ、マジェスティックウォリアーとなり、いずれも別種牡馬で1勝ずつを挙げていることも特徴といえるだろう。そのなかでシニスターミニスター産駒の好走は複数回にわたり、インカンテーション(2013年2着、2014年1着)、キングズガード(2017年3着、2019年2着)とリピーターが出ていることも覚えておきたい。
いまだ2連覇を達成した馬や2勝以上を挙げた種牡馬はいないものの、「母の父」としてはブライアンズタイム(2011年エスポワールシチー、2020年クリンチャー)とスペシャルウィーク(2019年ヴェンジェンス、2022年サンライズホープ)が2勝。後者においては種牡馬としても2012年1着、2013年3着、2015年3着と3度好走したローマンレジェンドを出しているため、今後も血統表内で主要血脈となっていく可能性が高そうだ。
メイクアリープは、父シニスターミニスター×母スペシャルクイン(母の父スペシャルウィーク)。前述のとおり、同産駒はインカンテーション、キングズガードの2頭がリピート好走。一方、本馬は母の父が好相性を示すスペシャルウィークであることも興味深く、もとより半兄ヴェンジェンスが19年みやこSの勝ち馬であるため、血統的な下地は充分といえるだろう。息の長い活躍に定評ある血筋でもあり、試金石の一戦としても楽しみは大きい。
サンライズホープは、父マジェスティックウォリアー×母オーパスクイーン(母の父スペシャルウィーク)。昨年は11番人気の低評価を覆して勝利をつかむことになったが、「父A.P. Indy系×母の父スペシャルウィーク」となる配合は19年1着ヴェンジェンスを想起させるもので、思い返せば同馬も7番人気という人気薄での快勝だった。このあたりは母の父に起因した気性面の難しさとなるため、今回も展開がはまるかどうかが焦点となるだろう。
アスクドゥラメンテは、父ドゥラメンテ×母プラウドスペル(母の父Proud Citizen)。母の父がGone Westの直仔、2代母の父がLangfuhrとなるため、16年の勝ち馬アポロケンタッキーの父系と母系を入れ替えたような母の配合が目を引くところ。なお、母は現役時にケンタッキーオークスなど、アメリカでダート重賞5勝(うちG1を2勝)した実績を持つ。本馬自身も5戦4勝、2着1回と底知れぬ魅力があり、昇級緒戦でもマークは怠れない。
過去10年の結果
【みやこS杯2023特集】過去のレース結果と結果U指数をチェック!
みやこステークス G3
2022年11月6日(
日)
阪神競馬場/ダ1800m/16頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
14 |
サンライズホープ
牡5 538(0)
|
幸英明 56.0 |
100.8 1:51.6 |
2 |
12 |
ハギノアレグリアス
牡5 490(-2)
|
福永祐一 56.0 |
100.8 アタマ |
3 |
3 |
オメガパフューム
牡7 462(+2)
|
横山和生 59.0 |
100.4 クビ |
4 |
8 |
ハピ
牡3 466(0)
|
横山典弘 54.0 |
100.4 クビ |
5 |
9 |
タイセイドレフォン
牡3 494(-6)
|
川田将雅 54.0 |
100.0 1/2 |
みやこステークス G3
2021年11月7日(
日)
阪神競馬場/ダ1800m/16頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
3 |
メイショウハリオ
牡4 510(+2)
|
浜中俊 56.0 |
102.8 1:50.8 |
2 |
6 |
ロードブレス
牡5 498(-6)
|
坂井瑠星 57.0 |
102.8 ハナ |
3 |
5 |
アナザートゥルース
セ7 484(0)
|
松山弘平 57.0 |
101.1 2 1/2 |
4 |
16 |
プリティーチャンス
牝4 464(+6)
|
藤岡佑介 54.0 |
100.7 1/2 |
5 |
10 |
メイショウムラクモ
牡3 482(0)
|
柴田善臣 55.0 |
99.9 1 1/4 |
みやこステークス G3
2020年11月8日(
日)
阪神競馬場/ダ1800m/10頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
6 |
クリンチャー
牡6 490(-2)
|
川田将雅 57.0 |
105.6 1:49.9 |
2 |
7 |
ヒストリーメイカー
牡6 528(+11)
|
北村友一 56.0 |
103.5 3 |
3 |
8 |
エイコーン
牡5 464(-2)
|
高倉稜 56.0 |
100.5 4 |
4 |
10 |
エアアルマス
牡5 498(+14)
|
松山弘平 58.0 |
100.1 3/4 |
5 |
2 |
マグナレガーロ
牡5 484(-4)
|
浜中俊 56.0 |
99.3 1 1/4 |
歴史と概要
【みやこS杯2023特集】レースの歴史や競走条件、歴代優勝馬は?
2022年の優勝馬サンライズホープ
ジャパンカップダート(のちのチャンピオンズカップ)の前哨戦として設けられたダート重賞。記念すべき第1回(2010年)の勝ち馬トランセンドは、続くジャパンカップダートをも制してG1タイトルを獲得するに至った。第2回(2011年)は、すでに複数回G1やJpn1で勝利実績を持つエスポワールシチーが、格の違いを見せつけて圧勝。第5回(2014年)のインカンテーション、第7回(2016年)のアポロケンタッキー、第8回(2017年)のテイエムジンソク、第11回(2021年)のメイショウハリオなど、歴代の勝ち馬の多くはその後にG1およびJpn1のダートグレード競走で大活躍を収めている。