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12月25日の中山10Rで行われた第61回有馬記念(3歳以上オープン、GI、芝・内2500メートル、定量、16頭立て、1着賞金=3億円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンド(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が制し、菊花賞に次ぐGI・2勝目を挙げた。タイムは2分32秒6(良)。
レースはマルターズアポジーが逃げ、2番人気のキタサンブラックは2番手。さらに昨年の覇者で3番人気のゴールドアクターが続いた。サトノダイヤモンドは中団から徐々にポジションをあげて向こう正面では3、4番手へ。最後の直線入り口で最内からキタサンブラックが先頭に立ち、その外をゴールドアクターが追走したが、サトノダイヤモンドがグイグイと脚を伸ばしてゴールドアクターをかわすと、ゴール前でクビ差でキタサンブラックを差した。ゴールドアクターはさらに1/2馬身差の3着。
◆クリストフ・ルメール騎手「(感動で涙を浮かべながら)あまりしゃべれません…。サトノダイヤモンドは新馬のときから(すべて)乗っていたので、有馬記念を勝ててすごくうれしいです。3歳で勝つのは難しいですけど、ポテンシャルが高くて、スーパーホースになりました」
サトノダイヤモンドは、父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父オーペンという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は8戦6勝。重賞は2016年きさらぎ賞・GIII、神戸新聞杯・GII、菊花賞・GIに次いで4勝目。有馬記念は、池江泰寿調教師が09年ドリームジャーニー、11、13年オルフェーヴルに次いで4勝目。クリストフ・ルメール騎手は05年ハーツクライに次いで2勝目。
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