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重賞初制覇に意欲を燃やす(3)ダイワファルコンは、美浦の北馬場で角馬場→Bコースを1周半の前日調整。「のんびりしていて、いい意味で体調は安定していますよ。昨日(金曜日)はゲートもチェックしましたし、順調です。前走(中山記念9着)は極端な道悪になってしまって参考外の競馬でした。今回はハンデ戦ですが、上下差は小さいですし、出たなりの位置で競馬ができる馬。チャンスはあると思っています」と話す飯田調教助手の表情は、自信に満ちていた。
道悪の中山牝馬S8着からの巻き返しを期す(12)アプリコットフィズは、美浦坂路を1本の最終調整。「具合はいいよ。このメンバーでも通用する馬。(馬場状態を)気にしたら、今の時期は競馬を使えなくなってしまうからね。頑張ってほしい」と、小島太調教師は愛馬に全幅の信頼を寄せる。重賞で2着が2回(フェアリーS、京成杯AH)と、適性がある中山の芝マイルで反撃したい。
シンザン記念、東京新聞杯とマイル重賞を2勝している(8)ガルボは31日、美浦坂路を2本。「前々走の東京新聞杯の時よりも軽いメニューだけど、当時は少し太かったですからね。今は体がきっちりデキているから、これで十分。いい感じですよ」と、菊地調教助手は状態の良さに胸を張った。「思ったより雨は少なそうで、ひと安心。あとはトップハンデの57・5キロかな。こればかりはやってみないと分からないね」と、菊地助手。ハンデが好走へのカギとなりそうだ。
今回と同じ舞台で行われたオープン特別の東風Sを快勝した(2)ツクバホクトオーは、美浦坂路を軽めに1本の前日調整。「順調ですね。いい枠((2)番)が当たりましたし、いまは本当に状態がいいんですよ」と、田中調教助手は好調をアピールした。
自慢の末脚で、一発を狙う(9)ネオサクセスは31日、美浦坂路を1本軽く駆け上がった。動きを見届けた古賀史調教師は「うちの厩舎にきて3戦目。変わりなく順調にきています。1600メートルでも、仕掛けどころ次第では対応できるはず。前走は道悪でノメっていたので、土曜は少なめの雨量で、日曜には馬場が乾いてほしい」と良馬場を願っていた。
しぶとい先行力が武器の(11)テイエムオオタカは、美浦坂路を1本の後、南Dコースで3ハロン47秒4-12秒8と意欲的な最終調整だった。「ラストだけサラッとやりました。普段は大人しい馬ですが、一度使ってピリッとしてきましたね。馬体に幅が出てきたし、真面目な馬で、競馬ではきっちり走ってくれます。完成は今年の秋以降だと思うけど、カレンチャンと昨年の夏は好勝負をしていますから(函館スプリントSで同馬の2着)。ここでも粘りを見せて欲しいですね」と、小野厩務員は大きな期待を寄せていた。