〈美浦トレセン〉

初の海外遠征だったドバイターフで８着と力を出せなかったシュネルマイスターが、ここで帰国初戦を迎える。「前走は少し負けすぎだったかな。（帰厩後も）動き自体は悪くなく、力を出せる状態。前走よりはいいけど、昨年の秋ほどには…」と手塚調教師。今週のひと追いでどこまで上昇ムードを示せるか。

４連勝で東京新聞杯を制したイルーシヴパンサーは４カ月の休養明けでＧⅠに挑む。「（関東に）適した番組がなかったし、前走も３カ月ぶりで結果が出ているので直行することに。不安なくこられていますし、休み明けは意識しなくてもいいと思います。楽しみを持って挑めますね」と池内助手は好感触だ。

ヴィクトリアマイル５着から参戦するソングラインのムードが良い。「乗り出せたのもいつもより早く、とにかく一戦ごとに成長がうかがえる。大事に使ってきたことが、今につながっている。東京のマイルはベスト条件」と林調教師は師は期待を込める。


〈栗東トレセン〉

ソウルラッシュはマイラーズＣで重賞初制覇。４連勝の勢いでＧⅠに初挑戦する。兼武助手は「いい動きで、高い状態をキープしています。あとは調整程度で十分ですね。東京マイルも合っていると思うので」と楽しみにする。

カラテは、関東からの転厩初戦だったマイラーズＣが７着。清山助手は「スタート直後に左前の落鉄もありましたが、それ以上に調整も手探りでしたね」と振り返る。この中間は馬の個性も考えて「全体的にはソフトなイメージです。普段の負荷を強くして、追い切りでプレッシャーをかけない感じ。これがうまくいけば」と続けた。

中山記念７着のダノンザキッドは、２６日の１週前追い切りで４ハロン５０秒８（ラスト１ハロン１１秒９）の自己ベストを計時。一昨年のホープフルＳ以来のＧⅠ２勝目を狙う。安田隆調教師は「状態に関してはすごくいいです。東京コースはいいイメージがありますし、手前の替え方も上手ですからね。何とか頑張ってほしい」と力を込めた。

ホウオウアマゾンは、２走前の東京新聞杯でイレ込み１２着に敗退。今回は金曜輸送で、早めに現地入りして挑む。池田厩務員は「東京だとイレ込んでしまうので、メンタル面が課題になる。状態は前走のマイラーズＣよりもいいよ。今の東京は時計が速いので、ひと雨ほしいね」と馬場渋化を願った。

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