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秋の最強牝馬決定戦。牝馬三冠路線を戦ってきた3歳世代と、中距離に実績を残す古馬牝馬が鎬を削る。クィーンスプマンテとテイエムプリキュア、大逃げを打った伏兵2頭の「行った行った」で決まり、単勝1.6倍の二冠牝馬ブエナビスタが3着に敗れた第34回(2009年)は伝説として語り継がれる。第35回(2010年)は、同年の英オークス、愛オークスを勝ったスノーフェアリー/Snow Fairyが来日し、次元の違う脚力を披露して圧勝。翌年の第36回(2011年)も再び鬼脚を繰り出して2連覇を果たし、日本の競馬界を震撼させた。第26回(2001年)は1~3着馬の着差がハナ、ハナの大激戦。その接戦を勝ったのはドバイワールドカップ2着以来、7カ月半ぶりの出走となったトゥザヴィクトリー。熱狂的なファンが多かった同馬のG1初制覇に、京都競馬場が沸いた。
▼ハナ、ハナの大激戦となった2001年。7カ月半ぶり出走のトゥザヴィクトリーが制した。
4歳(現在の3歳)牝馬三冠競走の最終戦として、1970年に創設されたビクトリアカップを前身とする。1975年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌1976年に競走名をエリザベス女王杯へと改称。ただし、ビクトリアカップの回次は引き継がず、同年を第1回として開催している(競走条件はビクトリアカップを踏襲)。以後長らく、牝馬三冠の最終関門に位置付けられていたが、1996年に牝馬競走体系が整備され、本競走も競走条件を「4歳牝馬」から「4歳(現在の3歳)以上牝馬」に変更。当時としては国内初の“古馬が出走可能な牝馬限定G1”となり、その役割は活気ある3歳牝馬と強豪古馬牝馬とのガチンコ勝負へと大きく変わった。また、この大幅な出走条件の変更を機に、施行距離も芝2400mから芝2200mへと短縮されている。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第48回 |
2023年11月12日
京都
芝2200m
|
ブレイディヴェーグ
美
牝3 C.ルメール
宮田敬介
|
第47回 |
2022年11月13日
阪神
芝2200m
|
ジェラルディーナ
栗
牝4 C.デムーロ
斉藤崇史
|
第46回 |
2021年11月14日
阪神
芝2200m
|
アカイイト
栗
牝4 幸英明
中竹和也
|
第45回 |
2020年11月15日
阪神
芝2200m
|
ラッキーライラック
栗
牝5 C.ルメール
松永幹夫
|
第44回 |
2019年11月10日
京都
芝2200m
|
ラッキーライラック
栗
牝4 C.スミヨン
松永幹夫
|
第43回 |
2018年11月11日
京都
芝2200m
|
リスグラシュー
栗
牝4 J.モレイラ
矢作芳人
|
第42回 |
2017年11月12日
京都
芝2200m
|
モズカッチャン
栗
牝3 M.デムーロ
鮫島一歩
|
第41回 |
2016年11月13日
京都
芝2200m
|
クイーンズリング
栗
牝4 M.デムーロ
吉村圭司
|
第40回 |
2015年11月15日
京都
芝2200m
|
マリアライト
美
牝4 蛯名正義
久保田貴
|
第39回 |
2014年11月16日
京都
芝2200m
|
ラキシス
栗
牝4 川田将雅
角居勝彦
|
第38回 |
2013年11月10日
京都
芝2200m
|
メイショウマンボ
栗
牝3 武幸四郎
飯田明弘
|
第37回 |
2012年11月11日
京都
芝2200m
|
レインボーダリア
美
牝5 柴田善臣
二ノ宮敬
|
第36回 |
2011年11月13日
京都
芝2200m
|
スノーフェアリー
外
牝4 R.ムーア
ダンロッ
|
第35回 |
2010年11月14日
京都
芝2200m
|
スノーフェアリー
外
牝3 R.ムーア
ダンロッ
|
第34回 |
2009年11月15日
京都
芝2200m
|
クィーンスプマンテ
美
牝5 田中博康
小島茂之
|
第33回 |
2008年11月16日
京都
芝2200m
|
リトルアマポーラ
栗
牝3 C.ルメール
長浜博之
|
第32回 |
2007年11月11日
京都
芝2200m
|
ダイワスカーレット
栗
牝3 安藤勝己
松田国英
|
第31回 |
2006年11月12日
京都
芝2200m
|
フサイチパンドラ
栗
牝3 福永祐一
白井寿昭
|
第30回 |
2005年11月13日
京都
芝2200m
|
スイープトウショウ
栗
牝4 池添謙一
鶴留明雄
|
第29回 |
2004年11月14日
京都
芝2200m
|
アドマイヤグルーヴ
栗
牝4 武豊
橋田満
|
第28回 |
2003年11月16日
京都
芝2200m
|
アドマイヤグルーヴ
栗
牝3 武豊
橋田満
|
第27回 |
2002年11月10日
京都
芝2200m
|
ファインモーション
栗
牝3 武豊
伊藤雄二
|
第26回 |
2001年11月11日
京都
芝2200m
|
トゥザヴィクトリー
栗
牝5 武豊
池江泰郎
|
第25回 |
2000年11月12日
京都
芝2200m
|
ファレノプシス
栗
牝5 松永幹夫
浜田光正
|
第24回 |
1999年11月14日
京都
芝2200m
|
メジロドーベル
美
牝5 吉田豊
大久保洋
|
第23回 |
1998年11月15日
京都
芝2200m
|
メジロドーベル
美
牝4 吉田豊
大久保洋
|
第22回 |
1997年11月9日
京都
芝2200m
|
エリモシック
栗
牝4 的場均
沖芳夫
|
第21回 |
1996年11月10日
京都
芝2200m
|
ダンスパートナー
栗
牝4 四位洋文
白井寿昭
|
第20回 |
1995年11月12日
京都
芝2400m
|
サクラキャンドル
美
牝3 小島太
境勝太郎
|
第19回 |
1994年11月13日
京都
芝2400m
|
ヒシアマゾン
美
牝3 中舘英二
中野隆良
|
第18回 |
1993年11月14日
京都
芝2400m
|
ホクトベガ
美
牝3 加藤和宏
中野隆良
|
第17回 |
1992年11月15日
京都
芝2400m
|
タケノベルベット
栗
牝3 藤田伸二
小林稔
|
第16回 |
1991年11月10日
京都
芝2400m
|
リンデンリリー
栗
牝3 岡潤一郎
野元昭
|
第15回 |
1990年11月11日
京都
芝2400m
|
キョウエイタップ
美
牝3 横山典弘
稗田研二
|
第14回 |
1989年11月12日
京都
芝2400m
|
サンドピアリス
栗
牝3 岸滋彦
吉永忍
|
第13回 |
1988年11月13日
京都
芝2400m
|
ミヤマポピー
栗
牝3 松田幸春
松田由太
|
第12回 |
1987年11月15日
京都
芝2400m
|
タレンティドガール
美
牝3 蛯沢誠治
栗田博憲
|
第11回 |
1986年11月2日
京都
芝2400m
|
メジロラモーヌ
美
牝3 河内洋
奥平真治
|
第1~8回(1976~1983年)は11月中旬~下旬。第9回(1984年)以降は11月上旬~中旬に開催されている。
施行場所:京都芝2200m(右・外回り) 出走資格:3歳以上牝馬 1着賞金:1億3000万円 負担重量:定量
2012年は「エリザベス女王即位60年記念」の冠名をつけて施行。
1976年 | 京都芝2400m(外)、4歳(現在の3歳)牝馬、定量、混合競走戦として創設競走名は「エリザベス女王杯」 |
1979年 | 阪神芝2400mで施行 |
1984年 | グレード制導入にともないG1(国内独自)に格付け |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
1996年 | 施行距離を芝2200m(外)、施行条件を4歳(現在の3歳)以上牝馬に変更2位入線のヒシアマゾンは7着に降着 |
1999年 | 国際競走に指定メジロドーベルがレース史上初の2連覇を達成 |
2004年 | アドマイヤグルーヴがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2006年 | 1位入線のカワカミプリンセスは12着に降着 |
2007年 | 国際G1に格付け |
2008年 | ジャパン・オータムインターナショナルに指定 |
2011年 | スノーフェアリー/Snow Fairyがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2012年 | 「エリザベス女王即位60年記念」の副題を付して実施 |
2020年 | 阪神芝2200mで施行ラッキーライラックがレース史上4頭目の2連覇を達成 |
2021年 | 阪神芝2200mで施行 |
2022年 | 阪神芝2200mで施行ウインマリリン、ライラックが2着同着 |