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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は小倉2歳S2022・血統予想をお届けします!
昨年はミッキーアイル産駒の4番人気ナムラクレアが勝ち、2着にも同産駒の3番人気スリーパーダが入線。なお、20年1着メイケイエールも同産駒となるため、ミッキーアイルは種牡馬として2連覇を達成することになった。
ミッキーアイルは母の父がデインヒル直仔のロックオブジブラルタルとなるが、直近4年の勝ち馬はデインヒルまたはAmeriflora(どちらも父Danzig×母の父His Majesty)の血を引いており、17年にも母の父グラスワンダー(その母がAmeriflora)のアイアンクローが5番人気2着と連対している。また、昨年も1着ナムラクレア、3着アネゴハダ、4着デュガ、5着インプロバイザーと掲示板に載った5頭のうち4頭が該当するように、Storm Catの血を引く馬が毎年上位を賑わせていることも覚えておきたい。
アウクソーは、父サトノアラジン×母ヴィリエルバクル(母の父Sea The Stars)。ディープインパクト×Storm Catという父の血統構成は種牡馬としても活躍するキズナと共通し、昨年はディープインパクトの直系が1~3着、アネゴハダ(父キズナ)が8番人気3着と高配当を演出したことからも強調しやすい。本馬の2代母Miss HawaiはSpecial&Thatch全姉弟の意欲的な配合が特徴でもあり、このあたりが前向きな気性にも繋がっているのだろう。
プロトポロスは、父War Front×母キャヴァルドレ(母の父サンデーブレイク)。日本でも父の後継種牡馬が続々と輸入されているが、仕上がりの早さを強調しやすい父系であることも特徴のひとつ。本馬は母の父がキズナの半兄にあたることも興味深く、それらの母キャットクイルを介してStorm Catの血脈を持つ。台風の影響が気になる週末だが、気性に危うさを抱えるタイプでもあるので、馬場悪化で脚元に気を取られることは歓迎かもしれない。
ミカッテヨンデイイは、父イスラボニータ×母ボルティモア(母の父ステイゴールド)。10年に紅梅Sで2着、エルフィンSで3着と好走したアイアムルビーの姪にあたる血統。なお、本馬は2代母の父Sir Catを介してStorm Catの血脈を持つ。デビューから3戦続けて小倉芝1200mを使われており、フェニックス賞で初勝利を挙げた過程は昨年の勝ち馬ナムラクレアを想起させる。メンバー最速となる芝1200mの持ち時計からも侮れないだろう。
【血統予想からの注目馬】
②アウクソー ⑨プロトポロス ⑦ミカッテヨンデイイ