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今週は阪神で古馬中長距離GIへつながる「第60回産経大阪杯」(4月3日、阪神、GII、芝2000メートル)が行われる。昨年の菊花賞馬キタサンブラックがカムバック。有馬記念でも3着に粘り込んだクラシックホースがどんなパフォーマンスを披露するか、注目だ。
キタサンブラックは昨年の競馬シーンで主役の1頭となった。歌手の北島三郎がオーナーで早くから話題を集め、春はフジテレビ賞スプリングS優勝から皐月賞では3着(ダービーは14着)。そして秋はセントライト記念を勝ち、距離不適と思われた菊花賞も北村宏騎手の好騎乗で押し切ってしまった。有馬記念も見せ場十分の3着だった。
そして菊花賞で2着に破ったリアルスティールは、26日のドバイターフで世界のGI馬へ。有馬記念の1着ゴールドアクターと2着サウンズオブアースもそのまま26日の日経賞でワンツーしたことを思えば、ブラックの春も大きな可能性があるはずだ。
「ひと叩きしてどうのというより、今年は1つずつ結果を出していきたい」と、清水久調教師の言葉どおり今季初戦でも仕上げに抜かりはない。先週24日の追い切りはCWコース単走で強め程度ながら、6F81秒8から、ラスト1Fは11秒7と極上の切れを見せた。
「状態面はまったく心配ない。3000メートルでしっかり折り合えたようにとても利口だけど、2000メートルに対応できるスピードも備えている。この相手でどれだけやれるか楽しみ。あとは(武豊)ジョッキーに任せる」
’16初戦も派手な“まつり”で飾りたい。
(夕刊フジ)
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