★蛯名正義騎手、史上６人目のＪＲＡ全１０場重賞制覇なるか！ストーンウェアに騎乗

　蛯名正義騎手が、小倉記念でＪＲＡ全１０場重賞制覇を狙う。同騎手は１９８７年のデビュー以来、ＪＲＡ重賞通算１２８勝をマークしているが、小倉では２００７年小倉大賞典の２着が最高成績で、今回が８回目の小倉での重賞騎乗となる。

　蛯名騎手はストーンウェア（牡６歳、栗東・吉田直弘厩舎）に騎乗する予定だが、史上６人目のＪＲＡ全１０場重賞制覇を遂げることができるだろうか。Ｖなら、初騎乗から３１年５力月５日での達成となり、横山典弘騎手（３０年６力月４日）を上回る最長キャリアでの達成となる。

　また、史上初の小倉記念制覇がかかる関東馬は、サンマルティン（セン６歳、美浦・国枝栄厩舎）、マイネルサージュ（牡６歳、美浦・鹿戸雄一厩舎）の２頭が登録している。サンマルティンは、前年の小倉記念では勝ち馬とハナ差の２着という結果だったが、リベンジを果たすことができるだろうか。

★七夕賞制したメドウラーク、対象レース連勝でシリーズ王者に近づけるか

　小倉記念は、サマー２０００シリーズの第３戦として実施される。今年の同シリーズは、シリーズ初戦の七夕賞で１１番人気のメドウラークが勝ち、３連単の払戻金はレース史上最高となる２５６万３３３０円。第２戦の函館記念でも、５番人気のエアアンセムが勝ち、３連単の払戻金は５７万１４８０円と波乱の決着が続いている。

　小倉記念は、２００５年にメイショウカイドウが勝ったのを最後に１番人気馬が１２連敗中で、２番人気馬も過去１０年で１勝という成績だが、今年の小倉記念はどのような結果になるだろうか。

　今年の小倉記念には、七夕賞を制し、シリーズのポイントランキングでトップに立つメドウラーク（牡７歳、栗東・橋田満厩舎）が登録している。２０１１年には七夕賞勝ち馬のイタリアンレッドが小倉記念も制し、そのままシリーズチャンピオンの座に就いたが、メドウラークもシリーズ対象レース連勝でシリーズ王者に近づくことができるだろうか。

★グレートタイム、史上初の同一ＪＲＡダート重賞母子制覇なるか！母は２０１０年覇者ミラクルレジェンド

　レパードＳに登録しているグレートタイム（牡３歳、栗東・藤原英昭厩舎）の母は、２０１０年のレパードＳ優勝馬ミラクルレジェンドで、史上初の同一ＪＲＡダート重賞母子制覇がかかる。グレートタイムは、前々走がユニコーンＳ２着、前走がジャパンダートダービー（大井・ＪｐｎＩ）３着と重賞で好走しているが、母が制したレパードＳで重賞初制覇を決めることができるだろうか。

　また、８月１日現在では抽選対象だが、ユニコーンＳ３着のエングローサー（牡３歳、栗東・清水久詞厩舎）は、２００９年のレパードＳ優勝馬トランセンドの産駒で、同レースの父子制覇がかかる。父のトランセンドは、レパードＳで重賞初制覇を遂げ、その後統一ダートＧＩ４勝を挙げたが、エングローサーもレパードＳで初の重賞タイトルを手にすることができるだろうか。Ｖなら、トランセンド産駒はＪＲＡ重賞初制覇となる。



（ＪＲＡ提供）



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