◆気合がみなぎる〔１５〕ヌーヴォレコルト

　角馬場からＷコースを軽く流す。気合は十分で、ゴーサインさえ出れば、すぐに反応できる状態だ。枠順は〔７〕枠（１５）番に決まった。「内で包まれるよりはいいでしょう。どんな競馬でもできる馬ですから。あとは落ち着いてゲート入りできるよう、細心の注意を払いたい」と斎藤誠調教師は仕上げに余念がなかった。

◆枠にホッ角居師〔６〕ディアデラマドレ

　重賞３勝の実力馬は、〔３〕枠（６）番に決まった。「内の偶数枠で、いいんじゃないですか。スタートが速くない馬なので、（偶数枠でゲートに）後入れなら、タイミングよく出やすいでしょう」と角居調教師は歓迎した。

◆復活だ初ＧＩだ〔５〕ストレイトガール

　高松宮記念１３着で昨年の３着馬は、〔３〕枠（５）番。「内めのいいところだね。具合もいいし、復活してくれると思っている」と田中助手は愛馬を信頼する。昨年２月のシルクロードＳ以来となる勝利で、初のＧＩタイトルを手中に収めるか。

◆福永「ナイス枠」〔２〕カフェブリリアント

　追い切りの翌日とあって、歩様のチェックが主体。順調だ。枠順が〔１〕枠（２）番に決まると福永騎手は「ナイス。いいスタートを切れば前走のような競馬もできるし、内めの枠がほしいと思っていた。ここなら言うことなしやね」と、満面の笑み。

◆自在性を生かす〔３〕スイートサルサ

　福島牝馬Ｓで重賞初制覇をあげたデュランダル産駒は、〔２〕枠（３）番に決まった。「前に行く馬でもないし、特に気にしてない。前走で自在性を見せてくれたので、この枠でそこを生かせれば」と菊川調教師は前を見据えた。

◆奇数枠も前向き〔１３〕メイショウマンボ

　〔７〕枠（１３）番に飯田祐調教師は「決まったものを受け入れるしかないよ。ただ、以前はゲートに不安があって偶数枠がほしかったけど、今はそういう心配がないからね。前走は走っていないので（中間も）ガタッときていないし、スピードに対応できるのもわかった。体重も少し減るんじゃないかな」と前向きに話した。

◆高野師が太鼓判〔１７〕ショウナンパンドラ

　外めの〔８〕枠（１７）番に決まったことを聞いた高野調教師は、一瞬渋い表情になったが、「東京のマイルなら特に問題ないでしょう」と気を取り直した。「脚さばきに切れがあるし、昨年の秋に秋華賞を勝ったときより状態が落ちている感じはない」とデキに太鼓判。

◆あとは輸送だけ〔４〕レッドリヴェール

　一昨年の２歳女王は〔２〕枠（４）番。「極端に外でなければいいですよ。スタートしてから３角まで長いですからね。何とか輸送をクリアして、スムーズな競馬ができれば」と北村助手は期待を込めた。

◆折り合いを重視〔１１〕スマートレイアー

　昨年の１番人気馬（８着）は〔６〕枠（１１）番に決定。「後ろから行く馬なので、枠は気にしていません。それより、気分よく走れるかが鍵。前半、リラックスして走れれば」と高野助手は折り合いをポイントに挙げた。

◆落ち着きがある〔９〕ベルルミエール

　阪神牝馬Ｓの２着馬は〔５〕枠（９）番。「真ん中より内の方がいいと思っていました。いい雰囲気で、けさ（１５日）も落ち着いて坂路を上がっていました」と溝畑助手は好ムードを伝えた。

◆中団かその前で〔１６〕リトルゲルダ

　外めの〔８〕枠（１６）番。「極端なところに入ったけど、東京のマイルならどこでもいい。折り合いを付けて、中団かその前くらいで運びたい」と鮫島調教師はレースをイメージする。

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