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昨年、マカヒキでダービーを制した友道調教師が今週末の日曜日、東西の重賞に2頭の有力馬を送り出す。阪神大賞典にはシュヴァルグラン。史上6頭目の連覇に向けて色気はたっぷりだ。
「調教は動いているよ。天皇賞・春を楽しめるぐらいの内容は見せてほしいね」
15日の最終追い切りでは、坂路でインヴィクタ(3歳OP)と併せ、4ハロン52秒8-12秒8。これまで、調教ではあまり動かなかっただけに「サッとやっても先着しているからね。先週乗った福永騎手は『ハミをしっかり取っていた』と話していたよ」と前向きさが出てきたことはプラスだ。
昨年の最優秀3歳牡馬サトノダイヤモンドが強敵となるが、「3000メートル以上になったら、つけ入る隙がないかな。有馬記念(6着)は斤量が2キロ重かったけど、今回は同じだしね」と逆転は十分とにらむ。有馬のリベンジを果たし、本番でも主役の座を奪いたい。
中山のスプリングSには3戦2勝のトリコロールブルーがスタンバイ。初めての中山コースも「ピッチ走法だし、器用な脚はあると思う。どれだけ通用するか楽しみだね」と問題はなさそう。「なんとか皐月賞とダービーに出したい」と意気込みは十分だ。
厩舎としては、再来週の大阪杯で“大将”マカヒキがGI2勝目を狙う。春のGIシーズンに向け、ここからいい流れを作っていきたい。 (山口大輝)
★阪神大賞典の出馬表はこちら 調教タイムも掲載