《栗東》秋華賞を制したショウナンパンドラ（高野、３）は、坂路でセブンフォース（１０００万下）と併せて４ハロン５２秒８。１馬身遅れたが、好時計で小気味よく駆け上がった。高野調教師は「相手は動く馬。時計がかかる時間帯でよく動けていたと思う。不満はないですね」と納得顔だった。

　府中牝馬Ｓ１着ディアデラマドレ（角居、４）はＣＷコースの３頭併せで最先着。ラスト１ハロン１２秒１の瞬発力で僚馬を突き放した。「動きはよかったし、この感じなら前走よりいいですね。距離をこなせればチャンスはある」と藤岡康騎手の期待は大きい。

　産経賞オールカマー５着アロマティコ（佐々木、牝５）は坂路を単走で４ハロン５２秒１。「バテてもいいからという指示だったけど、いい動きだった。（ペースが）流れてくれればいい脚は使えるからね」と佐々木調教師。

　府中牝馬Ｓ２着のスマートレイアー（大久保龍、４）はＣＷコースを単走。一杯に追われて６ハロン７８秒５と抜群の動きで好調をアピールした。武豊騎手は「動いていたね。状態はいい。初めての距離で少し長いと思うけど、牝馬限定戦。京都の外回りもいいと思う」と好勝負を見込んでいる。

　昨年の２着馬ラキシス（角居、４）はＣＷコースを３頭併せで６ハロン８７秒７。「１週前なので『しっかりやってほしい』という指示でした」と川田騎手。

　《美浦》ホエールキャプチャ（田中清、６）は坂路でマイネルメダリスト（ＯＰ）と併せて４ハロン５６秒５。一杯に追われ、３馬身遅れ。「相手は今週使う馬で、遅れは仕上がりの差。体調は上がっているが、６歳牝馬だし、大きな変わり身はどうかな」と田中清調教師は慎重だった。

　グレイスフラワー（宗像、５）はＷコースで５ハロン６９秒５。「体調は安定している。ＧＩで相手は強くなるが、どれだけやれるか楽しみ」と宗像調教師。

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