毎年開幕週に行われるレースで、さらに今の時代ですから、「内でロスなく」が可能な馬を上位とみて予想するしかないでしょう。人気薄で勝った2019年ドレッドノータス、2013年ヒットザターゲットも道中は終始内々をロスなくの競馬でした。ヒットザターゲットは直線外から来ているので、外を回ったと勘違いする人が一定数いそうですが、あれは直線外に出しただけで、道中は内々を追走しているため、距離ロスはほぼゼロです。要はよほど力が抜けていない限り、そういう乗り方をしないと上位に来るのが難しいレースと言えます（どのレースも毎回同じことを書いているような気がしますが）。

個人的には、ヒットザターゲット（単勝166.2倍）を本命にして当たったレースでもあるので（ヒットザターゲットは内をロスなく乗れる枠の時しかほとんど来ないという理由で本命にしていました笑）、そんな馬がいればいいなと思いながら予想したいですね。

それでは、上位人気想定の馬を見ていきたいと思います。

まず1頭目はブローザホーン。
毎回恵まれることが多い馬なので、そこまで評価していません。前走の宝塚記念も、「来ても掲示板くらいかな」と思っていたのですが、直前の大雨でまた恵まれ、結局勝ってしまいました。私は平場でも狙い馬として何回も買う馬がいるのですが、毎回恵まれない馬というのが必ず出るんですよね。そこへいくとこの馬、そうした馬たちとは真逆で、恵まれることが多い馬なのだと思います。時計がかかったほうがいい馬として有名ですが、半分以上を稍重で走っていて、良馬場で走ったことのほうが少ない馬です。天気さえも味方につけるような馬なので、今回も結局馬券になっているような気はします。運がいい馬にはどうやっても敵いません(^_^;)。


2頭目はプラダリア。
前走の宝塚記念では4着でしたが、やはり「G1だとちょっと足りないか」という結果でした。今回は去年勝っている舞台でもあるので、無視するのは危険でしょう。池添Jは普段信頼薄の騎手に入りますが、なぜかこの馬はやけにうまく立ち回ってくるので、マイナスにもならないです。

3頭目はサトノグランツ。
前走の目黒記念では比較的うまく立ち回ったと思いますが、最後の最後で伸びを欠きました。ハンデも響いたのかもしれませんが、日経新春杯の内容を見ても、少し足りない可能性は否めません。京都の舞台は合いますし、成長する時期でもあるので、上昇していれば馬券になるかもしれませんが、今のところ買い目には入れにくい1頭かなと思っています。

最後にディープボンド。
前走の宝塚記念では7着でしたが、2走前の天皇賞(春)では3着とまだまだ頑張ってくれている馬です。距離的にも、2200mより今回の2400mがプラスなはずなので、巻き返しに期待したい馬ですね。

と、上位人気想定の馬たちでした。少しでもいい配当を期待したいところですが、上位人気の馬たちはそれなりに力を発揮できそうな舞台です。余談ですが、X（旧Twitter）で、某馬主が「馬主は出るレースは全員勝ちたいと思っている。それは間違いない」的なことを書いているのを見かけましたが、それを考えると賞金を持っている馬たちも本番は次などなく、このレースにおいても全力で勝ちにきていないとおかしい、という話にもなってきます。上位人気の馬たちがもし負けた場合、レース後のコメントで「目標は次なので」などというコメントが今後出ないことを願います（特に3歳クラシックのトライアル）。


以上、レース見解でした。ブローザホーンがここから秋始動ですね。人気サイドは各々力を発揮できそうとのことですが、割って入る馬はいるのでしょうか。


※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。


■注目馬①バビット
前走の七夕賞では、さすがにペースが速くなりすぎてしまい失速。2走前の鳴尾記念でも、後ろにそれなりについて来られてしまったので、この馬にとっては厳しいレースだったと思います。今回は距離が違えど、京都記念で3着と頑張った京都外回りの舞台。同型がいなければですが、もしかしたら行く可能性もあるケイアイサンデラが前走逃げないで勝ってくれたので、ちょうどよく控えてくれるかもしれません。単騎で離しての逃げが叶えば見せ場くらいあってもいいかもと思っています。あとは、内田J以外ならベターというところです。


以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。今週はバビットの推奨でした。同型との兼ね合いがスムーズにいくといいですね。それでは、また来週お会いしましょう。

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