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16日の阪神メインは、アンタレスS(GⅢ、ダ1800メートル)。2013年のホッコータルマエ、16年のアウォーディー、一昨年のテーオーケインズや昨年のオメガパフュームなど、大物がここを始動戦とすることが多く、例年ハイレベルな戦いが繰り広げられている。
「遅れてきた大物」感のあるプロミストウォリア(栗東・野中賢二厩舎、牡6歳)は、前走の東海Sで重賞初制覇。1勝クラスから4連勝を飾り、地力の高さを印象付けた。前走を含めて全5勝中3勝が逃げ切っていて、スピード能力は傑出したものがある。脚元の不安も徐々に解消されつつあるようで、間隔をあけながらでも順調に使えていることが何より。ここも上位争いは必至だ。
サンライズホープ(栗東・羽月友彦厩舎、牡6歳)は、同舞台で行われた昨年のみやこSで鮮やかな差し切り。それまでは逃げ、先行の競馬をしてきたが、出遅れたことが功を奏して新たなスタイルの発見につながった。前走のマーチSこそ14着と崩れたが、昨年暮れの東京大賞典では、のちのドバイワールドC勝ち馬ウシュバテソーロの4着。重賞を勝った舞台で巻き返しを狙っている。
カフジオクタゴン(栗東・矢作芳人厩舎、牡4歳)は昨年のレパードS勝ち馬。前走のマーチSも5着とはいえ勝ち馬とは0秒3差だった。馬体重もプラス16キロと少し重めが残っていた可能性もあり、絞れれば前進は可能だ。
他にも、交流重賞で上位の常連ケイアイパープル(栗東・村山明厩舎、牡7歳)や、この舞台が好相性のキングズソード(栗東・寺島良厩舎、牡4歳)など、楽しみな顔ぶれがそろった。