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《チューリップ賞=A》3番手を追走したラッキーライラックが、早めに動いて前の2頭をかわし、横綱相撲で押し切った。前半3ハロン通過が35秒4と重賞にしては遅い流れながら、上がり3ハロンは最速タイの33秒3で優秀だ。終始、勝ち馬をマークしたマウレアが2馬身差の2着。リリーノーブルはマウレアよりも先に動いたぶん、ゴール前で甘くなって3着に終わった。
《シンザン記念=A》中だるみペースの超スローで前が残る展開のなか、出遅れたアーモンドアイが後方2番手から大外一気でV。稍重で上がり3ハロン34秒4の破壊力は際立っていた。2着ツヅミモンは2番手から正攻法の競馬。勝ち馬に屈したが、2着を確保したのは評価できる。
《フィリーズレビュー=B》前半3ハロン33秒7のハイペース。中団を進んだリバティハイツがゴール前で鋭く伸びて混戦を制した。2着アンコールプリュはメンバー最速の上がり3ハロン34秒7。出遅れが結果的に響いた。ただ、タイムは合格点だが、メンバーレベルには疑問が残る。
◇結論◇
中心はラッキーライラック。テン良し、中良し、しまい良しの三拍子を兼備し、どこからでも競馬ができる自在性が魅力だ。アーモンドアイは牡馬顔負けの瞬発力が武器。3カ月ぶりで仕上がりが鍵だが、スタートさえ五分なら逆転も。マウレア、リリーノーブル、ツヅミモンが押さえ候補。
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