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◆ルメール手応え (4)エイシンフラッシュ
(4)エイシンフラッシュは、初コンビとなるルメール騎手が騎乗。CWコースをキャンターで駆け、感触を確かめた。ルメールは「心地よさそうに走っていた。いい末脚があるので、直線の長い東京は合うと思う。僕自身、昨年は日本のGIを勝てなかったので、今年はその分、頑張りたい」と大舞台での活躍を誓った。
◆しまいの反応上々 (5)ブエナビスタ
GI6勝目を牝馬初の天皇賞・秋連覇で狙う(5)ブエナビスタは坂路で4ハロン63秒7-45秒3-12秒8と、ラストを伸ばして最終調整を終えた。松田博調教師は一貫して「太い」と話していたが、しまいの反応は上々。「しまいの伸びは良かったし、いい感じの動きだった。馬体も輸送があるから絞れるだろう」と、本番では普段通りのブエナビスタを送り出すことに自信を持っていた。
◆堀厩舎2頭好感触 (7)ダークシャドウと(9)ジャガーメイル
堀厩舎の(7)ダークシャドウと(9)ジャガーメイルは、追い切り翌日となるため歩様チェックなど軽めのメニューを消化した。
ダークは「元気いっぱいです。デビュー前から期待の大きかった馬が軌道に乗ってきました。初めてのGIで相手は強くなりますが、互角に戦ってくれそうです」と橋本調教助手は期待を込める。5戦無敗の東京で初GIタイトルを狙う。
ジャガーは、10カ月ぶりの京都大賞典4着を使って上昇ムードだ。「東京は相性がいいですし、いい脚を使ってくれます。ブリンカーを着用してから自在性も出てきました」と同助手はこちらも好感触だ。
◆好枠から去年の雪辱 (8)ペルーサ
6カ月ぶりの実戦となる(8)ペルーサは坂路2本目に4ハロン57秒8-14秒8をマークした。「元気いいよ。体に筋肉がついて古馬らしい体になっている。もともと大きいフットワークで走る馬がさらによくなっている」と藤沢和調教師は目を細める。昨年の天皇賞・秋はブエナビスタの2着。「去年は悔しかったし、今年こそ。枠(〔4〕枠(8)番)もいいところに入ったし、ここなら競馬しやすい」と指揮官はGI初制覇に意欲を見せていた。
◆メンディザバル騎乗「グッドホース」 (11)ローズキングダム
(11)ローズキングダムは初コンビを組むメンディザバル騎手が騎乗し、坂路で調整。軽やかな脚さばきで、4ハロン66秒4、ラスト1ハロン17秒0で駆け上がった。「キャンターの感じがいいし、グッドホース。これから、レースのDVDを見て研究するよ」とメンディザバルはウインク。橋口調教師は「好感触をつかんだみたい。ジョッキーが1回乗ってくれたので、こちらも安心できる。心配は何もない」と笑顔で語った。
◆音無師自信の2頭 (13)ミッキードリーム(2)ダノンヨーヨー
2頭出しの音無厩舎。毎日王冠3着の(13)ミッキードリームは坂路で4ハロン65秒9の軽めのキャンター。馬体の張りの良さが目立ち、状態は前走以上といえる。音無調教師は「前走は初の東京への前日輸送で、馬房でもイレ込んでいた。それを考えればよく頑張っている。今回は2度目の東京で慣れが見込めれば」と、改めて期待。毎日王冠6着の(2)ダノンヨーヨーも坂路で4ハロン64秒3をマーク。「今回は後入れの偶数枠だし、まともにゲートを出てくれれば。2000メートルに不安はないよ」と、マイルからの路線変更にも楽しみな様子だった。
◆宝塚と遜色ない(18)アーネストリー
宝塚記念馬(18)アーネストリーは坂路を軽く1本。4ハロン65秒5のゆったりした走りだが、柔らかいフットワークでデキの良さは明らかだ。佐々木晶調教師は「7、8分の仕上がりだったオールカマーを使って馬は良くなっている。宝塚記念の時と遜色ない状態で出せると思うよ」と自信を持って送り出すが、大外の(18)番枠には渋い表情。「最悪の枠が当たったね。大外からでは1秒ぐらいは損をする」と、頭を悩ませていた。
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