★香港からＧＩ勝ち馬２頭も参戦　今年はＧＩ馬６頭が出走予定

今年の安田記念にはジオグリフ（牡５歳、美浦・木村哲也厩舎）、セリフォス（牡５歳、栗東・中内田充正厩舎）、ダノンスコーピオン（牡５歳、栗東・福永祐一厩舎）、ナミュール（牝５歳、栗東・高野友和厩舎）のＧＩ馬４頭を含むＪＲＡ所属馬１６頭が登録しており、海外からは香港のＧＩ勝ち馬ヴォイッジバブル（セン６歳、Ｐ．イウ厩舎）、ロマンチックウォリアー（セン６歳、Ｃ．シャム厩舎）が出走する予定だ。ＧＩ馬１０頭が参戦した昨年の安田記念は４番人気のソングラインが勝ち、１～３着をＧＩ馬が占めたが、今年はどのような結果になるか。なお、安田記念では２０１５年にモーリスが勝ったのを最後に、１番人気馬が８連敗中だ。

★３年連続の参戦　約１年半ぶりのＧＩ制覇を狙うセリフォス

セリフォス（牡５歳、栗東・中内田充正厩舎）は、２０２２年のマイルＣＳでＧＩ初制覇を遂げて以降勝利から遠ざかっており、安田記念で約１年半ぶりの勝利を目指す。同馬は２０２２年（４着）、２３年（２着）に続く３年連続の安田記念参戦となるが、今年こそ勝利を挙げることができるだろうか。なお、セリフォスは前走のマイラーズＣでは２着に入っており、同レースで騎乗した川田将雅騎手が引き続き騎乗する予定だ。


★１８年ぶりの制覇狙う香港勢　ロマンチックウォリアー＆ヴォイッジバブル

今年の安田記念には、香港からＧＩ・７勝ロマンチックウォリアー（セン６歳、Ｃ．シャム厩舎）、今年のスチュワーズＣでＧＩ初制覇を遂げたヴォイッジバブル（セン６歳、Ｐ．イウ厩舎）の２頭が参戦する予定だ。安田記念に外国馬が参戦するのは２０１８年以来６年ぶりで、２頭には０６年ブリッシュラック（香港）以来１８年ぶりの外国馬の安田記念制覇がかかるが、日本のファンの前でどのような走りを見せるだろうか。なお、ロマンチックウォリアーに騎乗予定のＪ．マクドナルド騎手は１４年のワールドスーパージョッキーズシリーズ以来、ヴォイッジバブルに騎乗予定のＺ．パートン騎手は１７年の安田記念以来のＪＲＡ参戦となる。

★２０１８年から６年連続で牝馬が連対　今年はナミュール、フィアスプライドか登録

近年の安田記念では牝馬が好成績を挙げており、２０１８年から６年連続で連対している。今年の安田記念にはナミュール（５歳、栗東・高野友和厩舎）、フィアスプライド（６歳、美浦・国枝栄厩舎）と２頭の牝馬が登録している。ナミュール、フィアスプライドはどちらも前走がヴィクトリアマイルで、同レースではフィアスプライドが２着、ナミュールが８着だった。過去１０年の安田記念でヴィクトリアマイル組は２勝、２着４回（勝率．１２５、連対率．３７５）という成績を残しているが、今年参戦する牝馬２頭は好走することができるだろうか。

★３連覇がかかるサンデーレーシング　復活目指す皐月賞馬ジオグリフが出走予定

馬主（有）サンデーレーシングには、史上初の安田記念３連覇がかかる。同馬主の所有馬は２０１８年から６年続けて安田記念で連対しており、２２、２３年にはソングラインが連覇を遂げている。同馬主は所有馬のジオグリフ（牡５歳、美浦・木村哲也厩舎）を出走させる予定だが、今年も安田記念を制すことができるだろうか。ジオグリフは２２年の皐月賞以降勝利から遠ざかっており、現在１０連敗中だ。同馬が芝１６００メートル戦に出走するのは２１年の朝日杯ＦＳ（５着）以来、約２年半ぶり２回目だが、安田記念で復活の勝利を挙げることができるだろうか。

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