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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は日経賞2024・血統予想をお届けします!
血統傾向としてはSadler's Wellsやダンシングブレーヴといった欧州血脈のタフネスぶりを評価しやすい。Sadler's Wellsは2022~2023年にレース史上2頭目となる2連覇を達成したタイトルホルダーや2017年1着シャケトラ、2018年1着ガンコなどが保持。一方、2桁人気ながら連対した2012年1着ネコパンチと2014年2着ホッコーブレーヴは、母の父がダンシングブレーヴで共通していた。
ほか、キングカメハメハの直系も上位争いを繰り広げるシーンが目立ち、2022年には1着タイトルホルダー、2着ボッケリーニ、3着ヒートオンビートと同系統で1~3着を独占。なお、タイトルホルダーとボッケリーニは翌2023年にも1~2着で入線していたことが興味深く、2頭はトニービンとサンデーサイレンスを併せ持つ配合にも重きを置くべきだろう。
ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。本馬自身、22年2着、23年2着と日経賞で存在感を放つが、同産駒は出走機会があった年に限れば、阪神施行時を含めても少なからず一頭以上が3着以内に好走している。前述のとおり、トニービンとサンデーサイレンスを併せ持つ配合もよく、道悪馬場を苦にしない機動力やスタミナがあることを鑑みれば、毎度の雨予報も追い風となっていそうだ。
クロミナンスは、父ロードカナロア×母イリュミナンス(母の父マンハッタンカフェ)。伯父に中京記念を連覇したフラガラッハがいるが、同馬は8歳時に出走した15年日経賞でも7番人気5着と善戦した実績を持つ。本馬はキングカメハメハの直系であることを評価しやすく、直近2年の連対馬を引き合いに出しやすいトニービンとサンデーサイレンス内包馬でもある。7歳ながらキャリアは浅く、本馬としては続戦できることにも意義がある。
【血統予想からの注目馬】
⑨ボッケリーニ ⑩クロミナンス