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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回はチャンピオンズカップに出走予定の10頭を診断します。
アイコンテーラー
初ダートのBSN賞1着、2走前のシリウスS2着は、好位の外、砂を被らない位置から抜け出す形。前走JBCレディスクラシックでも、内枠から押して番手につけ、早め先頭で押し切り強い競馬。現状まともに砂を被っておらず、シリウスSではハギノアレグリアスに3キロ差で1馬身1/4差をつけられた。牡馬の一線級相手にどこまでやれるか。
クラウンプライド
昨年のチャンピオンズC2着馬。ひとつ前のJBCクラシックでは、テーオーケインズに完敗したが、再戦で先着。スムーズに前へ付けられると、かなりしぶとい。今年のドバイワールドC、サウジCは掲示板までも、国内に戻り帝王賞を2着。苦しい流れを前で受ける力を示す内容。前走のコリアCは貫録勝ち。タフな馬場ならさらに。
グロリアムンディ
昨年のチャンピオンズCは2番人気12着。最内枠からアオり気味のスタートで、いつものように好位を取れず。今年はダイオライト記念(2400m)、平安S(1900m)を圧勝。前走のコリアC(1800m)でも2着ながら、勝ち馬クラウンプライドには大差をつけられた。平安Sの相手比較上やれていいが、距離はもっと長いほうがいい。
ジオグリフ
昨年の皐月賞勝ち馬。イクイノックスを封じてのG1初制覇だった。そこから海外を含む6戦では結果を出せず。米国ダートG1・3勝、父ドレフォンを考慮してか、前走は初ダートの南部杯へ。好位につけたが、直線はずるずると後退し9着。勝ち馬レモンポップとは3秒2差。能力はあるだけに怖いが、個人的にはもう少し芝で見たかった。
ゼットリアン
ヒヤシンスS11番人気2着、鳳雅S8番人気2着と、世代限定のOPで波乱の立役者に。自己条件に戻っても崩れなく走り、2勝クラス、3勝クラスを連勝。前走は4ヵ月ぶり、かつプラス12キロも、中団から4角は外を回し、4馬身差をつけた。松山騎手の追い出すタイミングも見事だった。先々もと思わせる走りながら、いきなりG1では家賃が高いか。
セラフィックコール
デビューから5連5勝。4戦は出遅れも、全レース上がり最速。前走のみやこSはまともに出たが、躓いて後方からの競馬。道中早めに手が動く形は、3勝クラスと同じ。直線入口では11番手も、1頭際立つ伸び脚で3馬身差快勝。高速馬場の2勝クラスも強く、疑いようのないポテンシャル。今回は初めての中京。角度のきつい4角で大外を回すとどうか。
テーオーケインズ
一昨年のチャンピオンズC勝ち馬。好枠からロスなく運び、上がり最速で6馬身差の快勝。1.5倍の断然人気を背負った昨年は4着。敗因を特定しづらいが、6枠12番から出負けし外を回る形。良馬場のなかでも、より時計のかかるタフな馬場も応えたか。直近は交流重賞で惜敗続きも、地方より中央の馬場が合うタイプ。もう一花咲かせたい。
ハギノアレグリアス
昨年のみやこSから重賞(交流重賞も含む)を6戦し、【2-3-0-1】。3年前の屈腱炎から復帰後は、順調にキャリアを積んでいる。着外の1度は、2走前の帝王賞。タイム差ナシの上位3頭から4馬身離されたが、大外枠から外を回りながら勝ちにいっての結果。内容は悪くないが、一線級との能力比較では一枚落ちるか。
メイショウハリオ
昨年と今年の帝王賞勝ち馬。同じ舞台、昨年の東京大賞典では、ウシュバテソーロの3着。距離を問わずしまいは堅実で、タフな馬場と直線の長い競馬場が合う。今年は左回りでも結果を残し、充実していただけに、前走のJBCクラシック1番人気4着は案外。ただ、休み明けに加え、前有利の馬場でもあった。流れが向けば侮れない。
レモンポップ
国内に限ると【9-3-0-1】。東京ダート1400mに無類の強さを誇るイメージから、2月にはマイルG1のフェブラリーSを快勝。前走はシリウスSと南部杯の両睨みから、南部杯へ。レースでは、ハナを切り上がり最速の独壇場。稍重の勝ち時計は、2着に2秒差をつける驚異の1分33秒8。今回、初の1800mはタフな中京。なんとも扱いが難しい……。
(文・垣本大樹)
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このニュースへのコメント
9e03463022
レモンポップの参戦は国内G1がふたつ、南部杯を入れるとみっつですが、整備が必要だと思いますね
2023年11月27日 22:41