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《栗東》ラストランのラッキーライラック(松永幹、牝5)はCWコースで単走。前半から飛ばして6ハロン78秒8-13秒1をマークした。心肺強化を図るハードな攻めで、「1週前なのでしっかりと。時計も速く、負荷をかけられました。来週は(初コンビの福永)ジョッキーに感触をつかんでもらうと思います。中山は問題ないですし、距離も大丈夫」と松永幹調教師。
クロノジェネシス(斉藤崇、牝4)は北村友騎手が騎乗し、CWコース6ハロン83秒3。馬なりでラスト1ハロン12秒3で併入した。「ずっとジョッキーが乗っていますし(内容は)任せました。カリカリとしていませんし、だいぶ大人になってきましたね。2500メートルを何とか克服してくれれば」と斉藤崇調教師。
キセキ(角居、牡6)はCWでしまいを強調する形でラスト1ハロン11秒9(5ハロン71秒8)をマークした。「いつもよりゆっくり、ジワッと入って折り合いとコントロールを重視。問題ありませんでした。逃げても後ろから行ってもいい馬なので」と小滝助手は説明した。
バビット(浜田、牡3)は坂路4ハロン54秒5-12秒4。「時計は遅かったですが、動きは悪くありませんでした。(競馬は)ハナにこだわりたい」と浜田調教師は先手を奪う考えを示した。
サラキア(池添学、牝5)はCWコース6ハロン80秒6-12秒6。「良かったです。十分に動けていましたし、問題ないですね。気持ちよく走らせて、しまい勝負の形で」と池添学調教師。
《美浦》GI3勝馬フィエールマン(手塚、牡5)はWコースで5ハロン66秒3-12秒2を馬なりでマーク。行きっぷりが良すぎて、先行した僚馬を4コーナーで早々とかわし、最終的には4馬身置き去りにした。
手塚調教師は「残り1ハロンで追いつく予定が、残り3ハロンで追いついてしまった」と苦笑いも「(今春の)天皇賞も1週前に同じ感じでチグハグだったけど、勝ったからね。時計的にもまずまず予定通り。状態面は(フランス遠征帰りで4着の)昨年よりもいいよ」と上々の気配をアピールする。
ジャパンC4着のカレンブーケドール(国枝、牝4)は坂路で僚馬を2馬身ほど追走しての併せ馬。4ハロン52秒2-12秒8を馬なりでマークし、併入した。「いい動きだった。状態は変わらずといったところかな」と国枝調教師。「日曜(20日)にもう1本やって、来週は池添騎手が乗って仕上げる」と悲願のGI奪取へ余念がない。
重賞連勝中のオーソリティ(木村、牡3)は、Wコースで同世代の僚馬ダーリントンホール(OP)を追走。直線は一杯に追われて6ハロン81秒8-12秒9をマークし、内から1馬身先着した。「向こう正面ではコントロールの難しさを出していたけど、3コーナーでは収まって、負荷をかけられた」と木村調教師。
ジャパンC7着のミッキースワロー(菊沢、牡6)は戸崎騎手を背にWコース6ハロン83秒1-13秒8で馬なりで併入。「あえて負荷をかけた。相手は強いけど、この馬も中山は走る。順調です」と菊沢調教師。
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