競馬ニュース > 記事
東京GI5連戦の第2弾は古馬のマイル女王を決定する「第10回ヴィクトリアマイル」(17日、GI、芝1600メートル)。ハープスターの電撃引退により、昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトに大きくスポットが当たる。充実の4歳春を迎え、2つ目のGIタイトルをはっきりと視界にとらえている。
牝馬同士なら負けられない。今年、最優秀古馬牝馬のタイトル獲得を目指すヌーヴォレコルト。春の女王決定戦は、譲れない一里塚だ。
4歳を迎えてのパワーアップは明らか。今年初戦の中山記念はロゴタイプ、イスラボニータの皐月賞馬2頭を相手に狭い内ラチ沿いを根性でこじあけて優勝。強烈な印象を残した。
その後も順調で、先月29日に美浦Wコースで5F67秒0をマーク。先週7日には6F80秒3の好タイムを叩き出し、跨った岩田騎手は「4コーナーで少しモタついたけど、そこからの伸びがすごかった。すごく落ち着いているし、牝馬でこれだけやれるのがすごい」と絶好の手応えを得ていた。
続けて、「東京マイルは競馬がしやすいと思うし、プレッシャーはあるけど、気を引き締めて結果を出したい」と堂々のV宣言だ。
「成長しているところをみてもらおうと、岩田騎手に乗ってもらった。しっかりやれたことでスイッチも入るはずだし、思いどおりにきている。マイルは他のコースなら使わないけど、東京だからね。道中引っ掛かることはないけど、以前より反応も良くなっている」と、斎藤調教師も満足げな表情。
ここは単なる通過点と言いたげで、「しっかり勝って宝塚記念(6月28日、阪神、GI、芝2200メートル)へ向かいたい」とキッパリ。その先にゴールドシップ、エピファネイアなど強豪牡馬との激突を見据えるなら、圧勝まで期待したい。(夕刊フジ)
★ヴィクトリアマイルの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら