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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回はシルクロードSに出走予定の9頭を診断します。
エターナルタイム
2走前に3勝クラスを突破し、前走の富士Sは2番人気6着。ただ、緩みないペースを、先行する厳しい展開。馬券内の3頭は、中団後方に控えた馬だった。今回は初の関西遠征と初のスプリント戦。序盤上りでペースが上がりにくいのはプラスか。上手く脚を溜め、一瞬の斬れを活かせれば。
オタルエバー
3年前の新潟2歳S3着、一昨年のファルコンS3着馬。NHKマイルC後、自己条件からスプリント路線に切り替え、初戦の2勝クラスを突破。近2走は3勝クラス、OPを連勝。前走のラピスラズリSは、スローの斬れ比べを制したものの、抜群に斬れる感じはなく、タフな流れでしぶとさを活かす形がよさそう。
サンライズロナウド
昨年8月、3勝クラス初戦はマイルを逃げ3着。次走は2000mに戻し、ハナを切り13着。2走前は1400mに短縮すると、8枠17番から控える形。直線は進路がなく、内に切り替え、追い出しが遅れるなか4着。前走は同距離を、後方で脚を溜めての差し切り勝ち。初スプリントでもやれそう。
ジューンオレンジ
昨年のフィリーズレビュー3着馬。前半3ハロン33秒2のハイペースを、出遅れ後方から追い込む形。展開は向いている。桜花賞後にスプリント路線に切り替えると、4戦3勝でオープン入り。ゲートに課題を残しながら、近走は好位から速い上がりを使えている。タフな馬場はこなせる。
ディヴィナシオン
昨年はオーシャンS15番人気2着、オパールS14番人気3着と、度々波乱を演出。両者の共通点は、イン有利の良馬場で内枠を引いたこと。前走のカーバンクルS7着は、かなり外を回しながら勝ち馬とは0秒2差。タフな馬場は微妙も、内枠から内を上手く捌いてどこまで。
テイエムスパーダ
一昨年、小倉のCBC賞を1分5秒8、芝1200mの日本レコードで快勝。その後7戦の着外から、2走前開幕週のセントウルSで一変。押してハナを切ると、ペースを落とし、単勝万馬券の波乱を起こした。ハナがベストも、テンのスピードはもうひとつ。馬場も時計が出るほうがいい。
トゥラヴェスーラ
明け9歳、いずれも道悪だった直近2回の高松宮記念では4着、3着。タフな馬場で真価を発揮するタイプながら、近走は開幕週のCBC賞4着を含め、良馬場の1分7秒台決着でも崩れていない。今開催の京都は開催前半から時計がかかり、先週の一雨でよりタフな馬場に。条件は追い風。
バースクライ
3走前、スプリント路線に切り替えると、条件戦を3連勝でオープン入り。前走は先行集団を見る位置につけ、直線は内に進路を取り、スムーズに抜けてきた。上手く乗っており、相手のレベルも微妙ながら、持ち時計は大幅に短縮。ただ、重賞に入るとどうかという気はする。
ルガル
昨年の葵S2着馬。当日は超高速馬場、前半3ハロン33秒9はスロー。最内枠から好位のインで脚を溜め、上がり3ハロン32秒7の脚を使えた。芝7戦、馬券外は2走前のスワンSのみで、このレースを含め、スタートに課題を残す。かかる面は少しずつ解消されており、上手く発馬を決めたい。
(文・垣本大樹)