◆「今が一番いい」〔４〕レッドリヴェール

　一昨年の２歳女王は、桜花賞（２着）以来のマイル戦。今浪厩務員は「馬運車の中では落ち着いていた。ダービーのときは馬房に入ってからイレ込んでいたので、今夜をどう過ごせるか。昨年は調教すると馬体がすぐに減っていたけど、今年はそれがない。今が一番いい状態」と復活を期待している。

◆「充実した状態」〔６〕ディアデラマドレ

　関西馬９頭の中で最も早く、午前１１時半過ぎに東京競馬場に到着。酒井助手は「レースを重ねるにつれて輸送も問題なくこなせるようになっている。栗東からスムーズな移動でしたし、状態は万全です。充実した状態でＧＩを迎えられる」と仕上がりに自信を見せた。

◆東京マイルなら〔１７〕ショウナンパンドラ

　午後０時５分に到着した。約６時間の移動にも「輸送慣れしているし、いつもおとなしいので問題ないですね」と吉田助手。「１度使っているぶん、よくなって、馬にも厚みが出てきた。東京のマイルなら、この馬の切れ味は生きると思う」と楽しみな様子だ。

◆坂路で脚ならし〔２〕カフェブリリアント

　坂路を４ハロン７０秒０で登坂後、南Ｄコース（ダート）で軽く脚ならし。いくぶん歩様に硬さはあるが、以前に比べれば柔軟性が出てきた。気合は目立つが、抑えは利いている。「精神面で落ち着いてきたのが大きい」と堀調教師。

◆昨年より具合◎〔５〕ストレイトガール

　昨年３着と相性のいいレースで悲願のＧＩ制覇を狙う。「輸送は予定通り。１年ぶりの東京で最初はキョロキョロしていたけど、歩かせたらおとなしくなった。去年は初めての東京で興奮していたので、そのときより具合はいい」と田中助手。

◆「外差し」に期待〔１１〕スマートレイアー

　１番人気で８着だった昨年の雪辱がかかる。「去年より落ち着いている。馬運車の中であんまりカイバを食べなかったけど、しようがない。具合は間違いなくいいし、土曜は外差しが決まっていたので、そのへんに期待したい」と加藤助手。

◆歩様に柔らかさ〔３〕スイートサルサ

　南Ａコース（ダート）を軽めに１周半。決戦に向けて体をほぐした。以前のように馬場入り時にイレ込むことはなく、中２週ながら歩様に柔らかみがある。「リラックスして、ゆったり。雨でもパンパンの良馬場でもこなせる馬ですし、今の状態で大舞台に臨めるのは楽しみです」と菊川調教師。前哨戦の福島牝馬Ｓを余裕残しで勝ち、上積みは十分だ。

◆真面目に走れば〔１３〕メイショウマンボ

　ＧＩ３勝の実績はメンバー中で最上位。東京はオークスを勝ち、昨年のこのレースで２着と適性は高い。「リラックスしていたし、問題なく来られた。着いてからもおとなしかったし、いい感じ。あとは真面目に走るかどうか」と塩見助手。

◆長い直線なら…〔８〕バウンスシャッセ

　午前４時半に茨城・美浦トレセンを出発し、７時過ぎに東京競馬場に到着した。大館厩務員は「扱いやすい馬だし、雰囲気はいつもと変わりなくいい感じだよ。マイルは短い気もするけど、東京は直線が長いぶん、いいんじゃないかな」と期待を込めた。

★ヴィクトリアマイルの枠順はこちら

この記事はいかがでしたか？

 (0)