天皇賞・秋の枠順が確定し、連覇に挑むウオッカは〔４〕枠（７）番をゲットした。ウオッカを毎日王冠で撃破したカンパニーは〔２〕枠（３）番の好枠を引いた。昨年の皐月賞馬キャプテントゥーレは〔４〕枠（８）番、宝塚記念Ｖのドリームジャーニーは〔６〕枠（１２）番をゲット。関東期待のシンゲンは〔５〕枠（１０）番と望み通りだったが、内めを希望していたマツリダゴッホは〔７〕枠（１３）番と願いはかなわなかった。

　《美浦》ＧＩ初挑戦のシンゲンは〔５〕枠（１０）番と真ん中の偶数枠。斎藤調教助手は「ゲートは問題ないので極端な枠順でなければと思っていましたが、真ん中で最高の枠順ですね」と話した。２９日は角馬場で４０分間の運動。「気が入って落ち着きがあるのはいい傾向です」と好仕上がりを見せている。内枠を希望していたマツリダゴッホは〔７〕枠（１３）番。国枝調教師は開口一番「仕方ないな」とお手上げの様子。「決まった以上はここからのスタートで、あとはマサヨシ（蛯名騎手）に任せるだけ」と鞍上に託す。

　《栗東》今年の宝塚記念馬ドリームジャーニーは〔６〕枠（１２）番。「できればもう少し内が良かったけれど、こればかりは仕方がない」と吉村調教助手は少し残念そう。ただ、オールカマー（２着）を使って状態は確実にアップ。２９日は引き運動を１時間消化。池江寿調教師は「最近は体質が強くなって長めからでも速い時計を出せるようになった。あとは左回りだけでしょうね」とポイントをあげた。

　朝日ＣＣで復活Ｖを決めた皐月賞馬キャプテントゥーレは〔４〕枠（８）番。内枠を希望していた徳江調教助手は「もう少し内が欲しかったけれど、外ではないので、ここならばいいんじゃないですか」と納得の様子。先行力を生かすには悪くない枠だ。２９日は乗り運動で逍遥馬道からゲートを見せるなど丹念なメニュー。３０日に東京競馬場へ移動する予定だ。

　音無厩舎の２頭は内と外に分かれた。毎日王冠でウオッカに快勝したカンパニーは〔２〕枠（３）番。「真ん中よりも内めが欲しかったからね。ここならば絶好といっていいんじゃないかな」と東田調教助手は笑顔。京都大賞典Ｖのオウケンブルースリは〔７〕枠（１５）番。「後ろから行く馬なのでどの枠でもよかったが、前走も外を回って競馬をしていたし、内めでゴチャゴチャするよりも外の方でよかったんじゃないかな」と、こちらも歓迎ムードだ。

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